2013/01/18

ミックスのAcousphere的手順を説明します。

今日も就寝前に記事をひとつ。
今宵はミックスダウンの話。

弟子たちもずいぶん成長してきた。
少しずつミックスやマスタリングについても伝えて、立派な音源を一人で完遂できるようになってほしいと常々思っている。
その第一歩は僕がブログやサイトを立ち上げて文字として手順を記す事だと認識している。
なかなかそれをする時間がないのが現状だが、今夜はこの記事の中でざっくりと説明したいと思う。
以下箇条書き失礼。

・集音が終わったサウンドファイルを自分のMacに取り込み準備完了。
・まずは各楽器の音色補正からスタート。
・この時点でふたつの選択肢。ひとつはメインとなるリード楽器からはじめる方法。ひとつは伴奏の中核楽器からはじめる方法。何を大切にするかで変わる。伴奏楽器が少ない時は伴奏側から、楽器が多い時はリード側からが自分流。
・まず絶対に必要なエフェクトからかけはじめる。僕はLimiterから。オーバーロードのない安全な音色のため。
・次にCompressor。音量の均質化、密度の調整がポイント。
・EQ。スペクトラムアナライザーで視覚化しつつ音色をフラット化。その後色合いとして必要ならば再度EQ。
・リバーブ。Send Returnを使って一台のリバーブで調節。同じ音場であることを重視。
・各楽器にこの作業を繰り返す。
・モノラルの状態でラフミックス。音量を調整。
・パンの調整。演奏者の立ち位置という意味合いの振り方が自分流。
・変わってしまった音量感を戻すために再度音量調整。
・2種類以上のスピーカー、音場(スタジオ、カフェ、車内)でミックスを確認。音量とEQとリバーブ感に留意。
・おおまかにOKならエクスポートしてマスタリングセクションへ。

これでもシンプルにして書き出してる方で、実際はもう30%くらい工程が多いかも。
やっぱりちゃんとしたサイトですべての工程の詳細、注意点、イディオムをしっかり説明したいな。
とりあえず今宵はこの辺で!