このところの体調不良でブログの更新がとどこっおっていた。
その間、文字を書く事、アウトプットする機会が著しく減っていたためだろう、なぜか頭のキレがわるいように感じる。
理解にも返答にも1テンポ間が空いてしまう。
知性を高め、維持してゆく為にはやはり”文章を書く”というのが一番なんだと改めて思った。
世の中の出来事は人間にとっては全て”言葉”で出来ている。
僕ら人間は抽象的な概念や行動も言葉に置き換えて的確に認識することができる。
例えばギターで奏でられるとあるメロディは抽象的な事象だ。
しかしそれを作曲し演奏するものたちはその事象を言語化してとらえている。
「Cmajコードの上でドレミとギターを弾き、恋人との別離をイメージしながら苦悩してる人物をメソードするように優しく弦を弾く」という具合にだ。
ひとつの音を出すのにこの言葉のデータが多ければ多いほど深みのある良い演奏ができる。
世界はこのように言葉の上に出来ている。
だから”言葉を制するもの”が全ての知性の上に立つ人物になるのではないだろうか。
僕が極めたいと思っているものはもちろん音楽だ。
音楽の構造を理解し、自分自身の手で美しいものを構築し、そしてなぜそれに人は惹かれるのかという謎をいつか解き明かしたいと思う。
そのためにも音楽的体験がもっともっと必要だが、だとしてもその前にその体験を言語化し分析することができるだけの言語能力を鍛えなくてはならない。
そのためにももっともっと文章を書き綴って言葉をコントロールすることを覚えなくてはいけないと感じている。
早く体調不良から脱却し、音と言葉に囲まれた生活に戻りたく思う。