人と賑やかに会話をするのが好きだ。
たくさんの新しい価値観に出会うこともできて気づきが多い。
自分の持ってる情報が相手に届いて、それがさらに変化して戻ってきたり。
そんな情報のメタモルフォーゼもとても楽しい。
しかしより専門的に深く、深く思考をすすめるためには孤独に1人で思考するしかないと最近の孤独な生活の中で気づかされた。
誰にも邪魔されることなく、その情報についてのエキスパートである自分とだけ向き合い、語り合い、結論へと導いてゆく。
いっさいのノイズが生まれない孤独なディスカッション。
自分という単一の価値観しか存在しないから会議が早く進む。
言葉の定義を確認したりファンダメンタルな知識にスピンオフしなければならないような場面もない。
結果、高度な部分でのディスカッションが可能になり、それこそイノベーティブなアイデアにまで到達する。
他者の価値観がそこになくても自己の中で摩擦は生じる。
その摩擦を感じるまでには長い時間と深い思考が必要なのだが、この数週間、人と関われず静養するしかない生活の中ではじめてわかった現象だった。
しばしこの微細な摩擦熱を探し、そこから物事の根本的解決を繰り返してゆきたいと思う。
そしてすべてをドキュメントしてゆきたい。
iPadミニと共に。