2016/11/22

Perfect VolumeとHilton Electronicsのボリュームペダルを比較してみました!

考察作業にはいる前に、ちょっと現実逃避ブログ。

昨日の夜に八田くんと盛り上がった新しいボリュームペダルレビュー。
新しくきたHilton Electrics社のボリュームペダルと、これまで使っていたShin's Music社のPerfect Volumeを比較。
互いに一長一短あるので一概に優劣はつけられないと思うが、僕自身は今後Hiltonを使用しようと思った。
以下に気になったポイントを箇条書きする。

「原音再現性」
ギターから出力された音、信号がそのままナチュラルに伝達できてるのはPerfectの方。
Hiltonは中にバッファーアンプが組み込んである為にほんの少しだが変化が感じられた。
しかしながらその変化は好意的に受け取れるものに自分には感じた。
より信号が安定し、若干だがサウンドに太さが加わった。
ハイ落ちもほとんど見られず、複雑な回路が作動してる雰囲気を感じなくて良かった。



「堅牢性」
どちらもとても頑丈にできていて信頼するに足る筐体。
Hiltonはタコ糸ではなくセンサーでリボンコントロールしてるのでより堅牢かと予想できるが、修理はその分難しいとも思う。
Perfectは数年で必ずタコ糸が摩耗して切れるのでいずれにせよバックアップをもう一台持ち歩くべき。

「踏みやすさ」
今回Hiltonで購入したのは低く設計されているLow Profile。
長時間足を置いていても疲れないのは嬉しいが、踏みしろは短くなるので繊細なコントロールが必要。
Perfectはアーニーボールの筐体で、大きく、重く、踏みしろも長い。
その分コントロールしやすいかもしれないがよりダイナミックに足を使わないといけないので長時間弾くと疲労の度合も大きくなる。
ちなみに僕の場合はこれが腰痛の原因にもなっていて、ライブ翌日は必ず整体にいっている。

「エフェクトのかかり具合」
これだけは完全にHiltonの圧倒的勝利。
底面にリボンコントロールのかかり方を変化させることができるツマミが用意されていて、好みのかかり方に無断階で設定可能。
対してPerfectはマウントされた抵抗のカーブしか選べないのでマッチアップする機材によっても掛かり方が変わる。
その都度、ボリュームペダルの踏み方で対応するしかない。
Hiltonはストレスない設定を保持できるし、機材によっての変化にもその場で調整できるアドバンテージもある。
演奏の表現力が格段に違ってくる部分だと思う。

「ノイズ」
使用環境によって大きく違ってくるが、Perfectの方がノイズには強い。
なぜなら回路がパッシブだからだ。
Hiltonはアクティブ回路、しかもACアダプター経由で給電するタイプなので、現場でアースが落ちているかどうかなどでノイズが変わってくると思う。
自分のスタジオで試した分では差異はなかったので、ライブで気になるほどの事はないかもしれない