2015/08/21

Man In The Mirror。

軽井沢にて「師匠の目線がこの表情をとらえるんじゃないでしょうかねえ」と麻生君。
先日書いた僕のブログを読んでそのような感想を持ったようだ。
僕は彼の内面にあった孤独のような感情をカメラが知らないうちにえぐっていたのではないかと考えていたのだが、確かにこの表情の時にシャッターをきったのは僕自身だ。
僕が彼を孤独なイメージでとらえていたからこそそうなったのは確かにあるかもしれない。
そして更に言えばそれは僕自身の心象風景を鏡のように映し出しているのかもしれない。
つまりファインダーをのぞきシャッターをきる僕自身の中に孤独があるということだ。
だからこそ麻生君の言葉をきいてドキッとしてしまった。
カメラは相手だけでなく自分の心もえぐってくる。
とても面白く、そして怖いものだなあと感じているがだからこそこれからも撮影を続けてゆきたい。
やっぱり人の内面を、何より自分が何者なのか知りたいよね。