2013/04/06

弟子との考察。ライブで使うスピーカーについて。

さっきまで弟子の麻生くんと今後のサウンドシステムについて意見交換していました。
ポイントは「今までの価値観のライブらしいサウンドシステムのままクオリティアップするか、それともニアフィールドを使って全く新しいライブ空間を構築するか」でした。

ニアフィールドスピーカーというのはスタジオで使う解像度の高い繊細なスピーカーで、一般的なオーディオに近い響き方をします。
自然でクリアな音質でクオリティの高い音がしますが、扱いが繊細で持ち運びには適しませんし、堅牢性も低いのでライブ会場への移動にも気を使います。
そして音が遠くまで飛ばないという特長もあるので、大きなライブハウスやホールなどではライブの役にはたちません。

それでも僕らは今、ニアフィールドでのライブに興味を持っています。
それはカフェライブなどを多くやってゆきたい、そして今までないほど解像度の高いサウンドでライブをやってみたいという思いからです。
カフェなどの小さなスペースでこそ構築できる適正なサウンドとライブ体験。
そういう可能性があるのではないかと。

さて、ここまでの会話で考察したポイントをまとめておきます。
・ニアフィールドの候補ひとつはGenelec6000か8000シリーズ。
2Wayなので低音の再生がどうなのかが心配。
サブウーファーを加えることもできるが機材が多くなって複雑。
価格もクオリティも素晴らしい。
・ニアの候補、Eve Audio。
まだ聞いたことないが新製品で評判よし、価格もリーズナブル。
3Wayのモデルもあって豊かな低音再生の可能性大!
サブウーファーなし、一本でサウンドが完結する可能性あり。
ワット数も十分でカフェライブ以上の会場で使える可能性あり。
・ライブ的スピーカー候補、PJBのBriefcase。
ベースアンプのハイクオリティ版なので豊かな低音再生。
サブウーファー有りのサウンドが一本で作れるアンプで出力十分。
遠くまで音が飛ぶのも様々な環境に適応できて良。
ニアフィールド程のクリアさを持たないかもしれない。
・Meyer Sound UPM-1P。
SR用スピーカー最高級でお値段高めだが最高品質か。
サブウーファー併用の必要性は有り。
堅牢、環境への適応性も高いが音が強すぎる可能性あり。
しかしながらその強さが演奏の説得力を増すのに効果大。

もうしばし、ひとりでも考察しないとどれとも決められないが、
いずれにせよ「新しいライブ体験」というものを中心に挑戦してみたいと思う。