状況が変わり、環境が変わり、生き方が変わってゆく。
その中でやりたいことも自然と変化してゆく。
去年末、自分にとって特別な意味を持つギターと奇跡的に出会い、その機会を今回はものにすることができた。
長年つかってきたL-5から一歩進んで新しいことに挑戦すべき時がそこを起点にはじまった。
それからそのギターを自分が使えるものにするためにカスタマイズすること二ヶ月。
仕事に忙殺されてその後あまり弾くことないままに一ヶ月が過ぎ、昨日ようやく本格的に向かい合うことができた。
がしかし、既存のシステムと親和せず、また新たな問題に直面する。
もちろんそれさえも楽しいことだ。
こういうファンダメンタルな作業をしていると、ああ自分は今から再出発なんだなあと認識する。
新しいギターと共に、新しいサウンドをスタートアップする。
もちろんこれまで培ってきた知識が活きてくる部分は多いが、それでも「ギターの音色をゼロから設定してゆく」という作業自体は決して圧縮されない。
誰にとっても同じだけ大変で手のかかるスタートアップの瞬間。
まだ20代で路上ライブに明け暮れていたあの頃の空気を思い出して、毎日が新鮮な気分だ。
新しいことに向かい合うことで、人はずいぶんと若返るのかもしれないな。
しばし、このスタートアップを楽しもう。