今日は弟子のギタリスト麻生くんと制作中の音源について、
メロディをどんな指使いで弾くかを研究した。
ボーカリストのようなニュアンスを出すことと、
ギターなのに歌詞が聞こえてくるようにすることがテーマだ。
スライドアップ、スライドダウン、ヴィブラート、スタッカート、マルカート。
それらのアプローチをいっぱい試して一番僕らのイメージに合う弾き方を模索する。
大変だけど楽しい時間だ。
「その弾き方は面白いけど歌詞はきこえないよねえ」とか、
「英語のニュアンスだとそうならない」
「今の演奏はスライドないけど歌詞がちゃんと聞こえたね〜」
とか、ギターのレコーディングとしては風変わりな会話が行き来する。
リード"ボーカル"ギターという考え方は、良い音楽をつくるのに不可欠な大切なコンセプトだと
今日も作業を通じて痛感させられた。
うまくいけばメロディが心にしみる。
考察が足らないとメロディが形骸化してしまう。
そしてそれらのマインドが演奏を通じて伝わってしまう。
演奏にこだわりの様がすぐに現れてしまう。
音楽とは本当に不思議なものだなあと、毎日関わっていても感慨深く思う。
ホント、奥が深いなあ。