フレージングの話になったのでPat MethenyのフレーズをDVDソフトからTranscribeし、生徒さんと一緒に研究しました。
以下にそのフレーズの度数で分析したNote Flowを書き留めておきます。
4 5 b6 b7 5 b5 4 2 3 (前半)
b2 1 b6 5 4 #2 b2 1 (後半)
Pat Methenyは上のシェイプのメロディをマイナーキーの楽曲のV7の際に演奏していました。
非常に流麗でロマンチックなフレーズですが少し難しいスケールを使ってるようにも聞こえます。
でも実際はアルペジオを基本にクロマティックアプローチを巧みに織り込んだメロディラインになっていて、それゆえに非常にクッキリとしたメロディとして響いています。
前半部分はTensionである4度からスタート。
合間の強拍になる部分でコードトーンである1,3,5,7を経由して、最後は3度に解決しています。
後半も基本同じような構造。
Tensionから入るっていうのがコツなのかもしれません。
実際に弾いている映像がないとわかりにくいと思うので、後日映像ファイルも作ってしっかり誌面で説明したいと思いますが、今回はとりあえずプレビューという事で。