2017/03/12

スタジオ整備についてのコンセプト。

シンプル対利便性。
スタジオの配線をする中でこのふたつのコンセプトがせめぎ合う。
どんな状況にもすぐに対応するためにはあらかじめアナログミキサーなどにルーティングを作っておけば良い。
スピーカーのチェンジもマイクプリ、コンプの選択も一発で済む。
しかしながら煩雑なワイヤリング、数々の抵抗回路を通る電気信号にはいかにハイエンドな製品であってもノイズ混入は否めない。
サウンドクオリティを主眼とすればシンプルであるべき。
楽器、マイクプリ、DAコンバーターを直列でなるべく短い回路でつなぐ。
次の環境を整えるのにいちいち配線をしなおさなくてはならず利便性には程遠い。
仕事は捗らずプロとしてのテンポ感がでないことで敬遠される部分もあるかもしれない。

文にして考察するとやはりよく分かる。
要は"バランス"なんだと。
クオリティを優先したチャンネル、ワイヤリングと利便性のためのアナログミキサーによるルーティング。
これが今の自分が目指すべきコンセプトだろう。
よし今日もそれにむけてスタジオワーク。