2015/09/14

深夜の会合。

清水くんの東京滞在も今日まで。
明日の早朝には羽田から飛行機で札幌へ。
ということで別れを惜しみつつ深夜の会話をぼんやりと先程まで楽しんでいた。
同席していた井上くんからの清水くんへの要望は「演奏をみたい」というものだった。
まあライブをしてくれということだろう。
僕らもライブを愛する者としてライブシーンにとどまりたいという気持ちは人一倍もっている。
がしかし現状の音楽ビジネスを研究するほどにライブをメインにしたビジネスの厳しさを感じてしまいなかなか行動にうつせない。
仕方のないことだと思うし、仕方がないと思っていた。
でも今日は話の中ではじめて「どうしたらこの逆境の中でライブシーンにステイできるのか?」ということを主題に考察をすすめてみた。
いままでその立ち位置から俯瞰することがなかったので実はみえていなかった。
考えてゆくといくつか面白いアイデアに出会うこともできた。
例えばひとつ。
レコード会社から予算が下りてきていた時代はレコーディングに集中する時間も環境もあった。
いまは音楽不況で予算をもつレコード会社は消滅。
僕らは手弁当で頑張る以外ないとおもっていた。
でもならば自分たちで借金して予算をつくり、その原資を活用してレコーディングを行い、できた借金は作品の販売で取り返すか、Pendingして先の稼ぎで少しづつ返済するというアイデアがある。
こうすれば環境を一瞬だけはレコード会社が元気だったころに戻すことができるかもしれない、レコード会社抜きで。
僕らはこういうリスクマネージメントをすることはなかったが、こういうアイデアもアリだし企業で働く人たちはこういう判断がもっとできているのだろう。
もっとビジネスについても勉強すべきなのかもしれないが、今日はまたひとつ背伸びしたアイデアに出会うことができた。
明日からも考察を続けてよい解決案を探してゆこう。