今日は「環境の大切さ」のお話。
最近になってAcousphere Studio内にあるMastering Roomに引越し、腰を落ち着けた。
この部屋は壁に吸音材を設置してある無響室で、音源の音色最終確認をするために作った。
必要があるときには機材を持ち込んでミックス作業をしていたが、そのモードで使うよりも弟子たちのレコーディング作業の部屋として活用されることが多かった。
スピーカー以外の機材が設置されておらず、腰を据えてマスタリング作業ができる環境ではなかったことが稼働率の低さを生み出していたようだ。
僕が越して自分専用部屋として模様替えをし、長く作業をできるようにソファも置いた。
おかげで毎日マスタリング作業に没頭できるようになり、数々の音源を処理できるようになった。
長くいられるようになったおかげで音色補正途中の音源をBGMのようにして聴く環境ができた。
おかげでマスタリング作業時間は以前の二倍くらいの時間に伸びてしまったが、その分詳細にわたって検証することができるようになり、音源の完成度が高くなった。
環境の変化がそのままクオリティの変化につなっがているとは面白い。
写真はスタジオの鉢植えの花。
花が満開で気持ちの良い季節。