2017/10/21

利便性が奪う思考。



この一年間インターネットでの活動をInstagramに移して短い文章をたくさんポストした。
長文を書く事が激減し思考回路が急速に劣化したように感じている。
やはりキーボードと適度なスクリーンを携帯する生活のほうが自分にはよかったのかもしれない。
iPhone一台だけ持ち歩いて全てのことが片付いてしまう生活は便利で素晴らしいけれども、利便性が良くなる事で工夫や思考をする機会も必要性も減るということだ。
そして大切な考える力、クリエイティビティを失ってしまうなら大きな損失であり、利便性ごときと引き換えにするわけにはいかない。
もういちどノートPCとの生活に回帰して不便さを享受し、喜びながら自分を鍛えてゆきたいと思う。

iPad + Keyboardというのも毎回選択肢にあがるが、いまこうして車の車内で文章を作れるのはモニターの角度を自在に設定する事ができ、それを保持する事ができるMac Bookならではの技だ。
本質的なクリエイションはノートPCの発明で完成していたということなんだろう。
これ以上の利便性を求めてSlate Deviceは誕生したが自分の生活の中での恩恵はさほど多くなく、気がつけば思考する手間や時間を奪われていた。
この辺で一度iPad達を戸棚の奥に閉じ込める必要があるかもしれない。