はっきりいって閑古鳥の今日のアコカフェ。
来客どころか目の前の道を通る人さえまばらな連休中の東京。
こんな時だからこそカフェの経営をまかせている周くんとゆっくりと膝を付き合わせて話すことができた。
自分の考えや方針、どういったリソースにエネルギーを費やすべきか、インターネットの次の潮流と過去となりつつあるサービスの分析などテーマは多岐にわたった。
現状を把握し正しく力が使われない限り結果は出ない。
当たり前のことだ。
最近はそういった議題を弟子たちと歯に絹を着せずに話しているのでエキセントリックな物言いになることが多いがそうしているとSteve Jobsの言葉 " Focusing is about saying no ! "というフレーズを思い出す。
まさにその通りだ。
本質を語ろうとすれば言葉は鋭くなり人の心を抉り、そして傷つける。
それを恐れて僕はこれまで弟子たちに遠回しな表現で話していたが人畜無害なワードでは意図は伝わらないどころか曲解されまったく真逆の行動に弟子たちを駆り立ててしまうことさえある。
これを実行したJobsはワガママ、自分勝手と評されてしまうが本当はそのイメージングを受け入れつつ傷つきながら孤高を目指したのかもしれない。
だからこそ彼は世界を変えられたんだろう。
自分も音楽という分野において同じことをしたい。
Jobsと同じ苦痛を味わおう。
その先の世界を経験するために。