2013/12/02

プロギタリストを目指す人にどんなギターが最適か考察中。


今日は自分の考察の備忘録。
新しい生徒さんにすすめるギターについて。
先日とても久しぶりに本気でプロを目指しているという人がやってきた。
音楽でなんとか生活してゆこうと頑張ってる自分にはとても嬉しい出会いだった。
彼のキャリア、夢を現実にしてあげるために僕も真剣に考えて関わっている。
いま彼が弾いているギターはマーチンのフォークギターだが、彼の思うギタリストへの道を切り開くには不向きなギターなので、買い替えてもっと彼の助けになるような良いギターへ移行する事が大切だ。
まず何が問題点なのか列挙してみよう。

・D-28はサイズが大きすぎて弾きにくく、実際よりも演奏スキルが低下して聞こえる。
・ブロンズ弦ギターは固くて演奏のイントネーションが出にくいのでメロディ弾きに不向き。
・ブロンズ弦でカバーできる音楽ジャンルが少なくサポート演奏に不向き。

彼の最初の目標は「セッションミュージシャンとしてサポート演奏ができるようになる」ということなので、やはりオールラウンドに弾けるアクセスの良いギターが必要になる。
だとすれば選択肢はナイロン弦ギターとなるだろう。
ナイロン弦ギターの優位性を挙げておく。

・弦が柔らかくてイントネーションが良い。
・メロディ弾きも太くて良い音で演奏できる。
・ボサノヴァ、フラメンコ、クラシック、ジャズと多数の音楽ジャンルに対応できる。

最近はネックも細くて弾きやすいナイロン弦ギターも多く出て来たのでOne Man Rhythm Section的な演奏にもフィットさせることも出来るし、サポート、アーティスト作品制作にもマルチに活躍するだろう。
それをふまえて具体的なモデルをいくつか調べてみたので列挙しよう。

・サドウスキーのナイロン弦ギター東京ライン。新品中古とも欠品中。
・リックターナー中古。未知数なので要試奏。
・Godin。定番オールラウンダー且つリーズナブルプライス。
・ジャズギター改造ナイロン弦ギター。改造の手間が大変だがインパクト大!

とりあえず現状はここまで。
もう少しあたらしいルシアーさんやデザインのギターがないか、再度ネットサーフィンしつつ考えなくては。