2013/07/27

Lullaby of Birdlandへの想い。


今回Acousphereが録音した楽曲、Lullaby of Birdland。
ジャズを演奏するものにとしてずっと憧れの楽曲でした。
マイナーキーの美しいメロディはロマンティシズムそのもの。
そしてジャズらしい半音階で駆け上がるメロディラインが秀逸で、
音の流れをTendencyでコントロールできる作曲家や即興演奏家でないと作れない曲ですね。
それゆえに「難しい」「自分にはハードルが高い」と思っていた曲でした。
でも20年ちかく音楽を学んで来たおかげで、ほんの少しこういった世界に近づけたように思い、
今回レコーディングにトライしてみました。

ここでも役に立ったのはここ3年勉強しているトライアドとアルペジオによるアドリブメロディです。
この考え方とテクニックを練習していなかったら今回のアレンジは不可能でした。
昔はどうやったらコードプログレッション感を残したまま自由にアドリブラインを構築するのか、
その足がかりがなく、ひたすらに鼻歌で作曲したりTwo-Fiveでごまかしたりしてきました。
Tuck Andressさんにアドバイスされてトライアドに取り組んでこれらの問題も解決しつつあります。
あとは僕自身の精進だけですね。
今後もジャズの楽曲をテーマに音楽の勉強も続けて行きますよ!