2012/11/26

アレンジの流れ、Story Telling。

今日のギターレッスンもいい情報を弟子に伝えられたと思う。
Sonascribeの井上くんが編曲のやり方を質問してきたのだが、どうアイデアを作るかよりもまずどんなアイデアが世の中にあるかを知ることが大事だ、と伝えた。
その編曲が楽曲にどういった変化を与え、聞くものの心にどう伝わるのかも知るべきだと思う。
編曲の効能だ。
人の楽曲の編曲を分析するための方法論は以下に。

・感動した楽曲を用意する。
・どのようなパートによって構成されているか分析する。
Aパート、Bパート、Chorusパート、Interludeパート、Intro、Outro、ブリッジ など。
・歌詞とパートがどのようにリンクしてるか考察する。
Aパートが前置きの物語、Chorusパートでのメッセージング、ブリッジでの展開など。

以上のようなポイントを念頭におきながらたくさんの楽曲をサッと分析すれば、自ずと良い編曲の公式みたいなものがつかめてくる。
ちなみに僕が素晴らしいなと思う楽曲例も挙げておく。

・Don't Give Up / Peter Gabriel (ストーリーテリングの最良の手本!)
・Englishman in NewYork / Sting (これまたストーリーテリングの基本!)
・Uptown Girl / Billy Joel (キャッチーとはこういう事だ!という作品!)
・Man In The Mirror / Michael Jackson (強いメッセージング、人の意識を集約するアレンジ!)
・That's What Friends Are For / Dionne Warwick and Friends (バート バカラック天才!)

この方たちの他の楽曲もすべて最高のお手本です!
繰り返し聞いて、楽曲の流れやオーケストレーションを分析してほしいと思います。
頑張れ井上くん!
Sonascribeの次の作品も期待してるよ!