弟子のギタリスト八田くんの最新作がiTunesからリリースされた。
アイデアを共に考え、二人三脚でレコーディングをしてきたこの半年間がようやく作品として結実した瞬間。
本当に嬉しく思うし、正直ほっとした。
それだけの時間を使った甲斐があった密度の濃い作品になったのは聞いてもらえればわかると思う。
あとは自信をもって作品を送り出すだけだ。
しかしこのようなクオリティの作品が作れるようになるまでずいぶんいろんな事があったなあと懐かしんでしまう。
何曲目かのレコーディングの時はギターの設定が不十分で必要な音量の低音が鳴ってない状態だった。
それもレコーディングをしてはじめて発覚した出来事だった。
レコーディングを中断してギターそのもののセッティングを試行錯誤した。
弦高を変え、ピックアップの取り付け角度を調節し、すべての弦がバランスよい音量で揃うように調整を繰り返した。
あの出来事がなかったら今の彼のギターの音色はなく、今回のような迫力ある作品は作れなかったかもしれない。
逆にいえばあの出来事を乗り越えてきたからこそ、今回のような素晴らしい作品に巡り合えたのかもしれない。
知識と経験の共有、蓄積が良いものを作るのにとても大切なんだということだ。
また次の作品に一緒に取り組めることを今から楽しみにしている。
素晴らしい作品をありがとう!