ミックスの作業においてクオリティの高い仕事をするために僕が心がけている事は「何度も見直しをする」ということ。
前日に一生懸命やったEQでも、翌日体力が回復した状態で聞きなおすと聞こえ方が変わってくる。
聴きどころを変化させることでも音は変化して聞こえる。
そうやって何回同じ作業を見直し、微調整を繰り返してゆくと違ったPoint of Viewから聞いた音も同じ傾向を帯びてゆく。
それが良い音なのではないかと思っている。
違うスピーカー、違うヘッドホン、違った聴き所から聞いても同じ雰囲気で響くのが「Equalization = 平均化 = 全ての音が平均的にバランスよく聞こえてくる」ということではないだろうか。