2011/12/13

Rightsflow買収のインパクト

インターネットのブログメディア報道によればYouTubeがRightsflowを買収とのこと。
著作権のクリアが迅速になり、YouTubeのビジネスモデルは次のステージへ進む。
詳しい説明は以下のCnet参照。

http://japan.cnet.com/news/business/35011734/

このニュースは音楽界にとっては大きなインパクトだと思う。
この買収劇によって変わるのは著作権のクリアだけではない。
クリエイターとユーザーの関係性とRoyalityの流れ、音楽や映像コンテンツ視聴方法、クリエイターのライフスタイル、レコード会社やメディアの盛衰。
このビジネスに関わる全ての人々に影響を及ぼすこと因子を含んでいる。
簡潔に考察する。

・YouTubeクリエイターは広告収入を受け取りやすくなり創作が活発化する。
・むろんYouTubeの広告収入も増える。Googleさん快進撃は続く。
・ユーザーは課金されることなくコンテンツを楽しめる。
・企業が広告を通してクリエイターもユーザーもケアする形になる。
・Fair DealとChanceを求めクリエイターが集中する。
・YouTubeコンテンツ充実。
・既存のメディアやシステムからクリエイター離脱。
・これまでの音楽、映像ビジネスモデルの終焉。
・デジタルコンテンツは無料と共有の時代へ。

細かく説明しないと論理が飛躍してるように書いていて思うが、おおむねこんな流れだろう。
こういう時代が来たとしてそれを肯定するか否定するかはその人のライフスタイルによると思う。
ピッチの中盤でインフラというボールを支配したかつてのスタープレイヤーは困るかもしれないけれどクリエイターとユーザーという両エンドに位置する人々は恩恵を得る。

僕はYouTubeを応援しようと思う。
音楽クリエイターとしても、音楽ユーザーとしても。
Googleの描く未来図は自由で心地が良い。