2010/04/13
たま
ちょっぴり悲しいお知らせです。
今日の朝7:00、僕らAcousphereの大事なパートナー
愛犬のたまちゃんが天国へと旅立ってゆきました。
13年間、僕と共に歩み
僕や家族やAcousphereの生活を支え、
まっすぐな愛を向け続けてくれた たま。
先週月曜日までは散歩にゆくぐらい元気でしたが
急な旅立ちとなってしまいました。
4月6日に身体に変化があらわれてからは
仕事の合間に寝返りうたせてあげたり、
みんなで日替わりで寝泊まりして
徹夜で看病したのですが、
神様が与えた寿命という時計を
遅らせる事はできませんでした。
でも家族が絆で結ばれて
一緒に看病したこの一週間、
本当に幸せな時間でした。
僕がバークリー音楽院留学からかえってきたのは
1996年の夏でした。
父の経営していた会社がバブルの崩壊と共に倒産。
一家が路頭に迷うかもしれないという時期、
音楽の勉強を止めて帰国する道を選びました。
みなが不安な表情で生活をする中、
僕が帰国して最初にやったことが
たまちゃんの里親になることでした。
僕ら家族に幸せを運んでくれるように、
みんなが笑顔でいられるように、必死で探しました。
白くて愛らしい彼女をネットで発見し
彼女は遥か奈良からやってきてくれました。
それから13年、
彼女は毎日僕らに精一杯の愛情を
身体で表現してくれました。
帰ってくれば玄関まで走ってきました。
寂しくなればギターレッスンの合間に
ドアの隙間からこっちをのぞいてくれました。
AcousphereのCDやビデオにも出演して
たくさんの人たちにその愛らしい姿と
幸せな空気を振りまいてくれました。
怒っている僕を上目遣いで見つめ
こころを柔らかくしてくれました。
悲しいときには一緒に泣いてくれました。
本当に自分の心はたまちゃんと一緒にあって、
ふたりでひとつだったことを
彼女を亡くしたいま強く感じています。
彼女は僕が想像する以上の
幸せを運んで来てくれました。
いまの家族の笑顔はたまが与えてくれたもの。
その彼女が旅立ってしまい、
いまは寂しい気持ちでいっぱいです。
たまと共に歩み、
たまを愛した時間を僕は忘れません。
愛される事を望むより、愛する事。
Love To Be Loved.
大事なのは愛する事だと教えてくれた たま。
たま!
ありがとうね。
大好きだよ。
そして天国で再会できる時まで
僕のやることを応援していてね。