2014/07/28
左右非対称のギター、フィンガーボードデザインはどうだろう?
この四日間、清水くんが東京に仕事できていた。
Acousphere Guitar Schoolで講師としてたくさんの生徒さんに熱血指導をし、合間に僕と今後の音楽ビジネスの展望などについて話したり目まぐるしい日々。
やはり彼がいるといろんな意味で面白い。
意見交換であったり、セッションであったり、ギター改造談義だったり、全員が彼と一緒の有意義な時間を過ごせていると思う。
今回話題になったもののひとつはギターのフィンガーボードのデザインについて。
ギターの構造上、また演奏の性質上1弦は弦落ちしやすい。
しかしながら弦の配置はデザインを重視して左右対称になっている。
これを解消する為に6弦側に全体を移動し溝を切るデザインの方が、イントネーションにおいても操作性においても優れているのではないか?という話。
清水くんは実際にそうゆうデザインをされたギターを見て、弾いた事があるという話だったので、感想などきいてみたのだがだいたい僕と同じ意見であった。
6弦側に移動する事で左手親指でのベースノートのホールドもやりやすくなるし、6弦をベンドの為に上方向に押し上げる事はしないので弦落ちも気にならないはずだ。
しかしこれもまたやってみなくてはわからない。
もしかすると6弦の弦落ちが予想以上にはげしくてデメリットが勝ってしまうかもしれない。
次に彼がくるときまでの宿題となりそうな案件だが、とりあえずそういうデザインのギターがどうなるのか使ってみたいので、一本そのコンセプトで仕上げてみようと思う。
麻生くんに、先をこされた件。
Acoustic Sound Organizationの麻生くん。
僕と同じようにジョブズが大好きで、「Stay Hungry, Stay Foolish」を地でいっている才能ある音楽家だ。
こちらの動画のソロウクレレ演奏では、なんとウクレレでダンスミュージックにトライしている。
楽曲は「Stayin' Alive」、ビージーズの大ヒットダンスナンバーだ。
しかもそろウクレレで弾くだけでは飽き足らず、ディレイペダルをつかってステージ上でリズムループを作り、それとセッションするという離れ業をやってのけている。
ジャコのソロパフォーマンスビデオを見てから僕にもこのアイデアはあったし、いつか自分も挑戦してみたいと思っていたのだが、麻生くんに先をこされてしまった。
やはり弟子こそが師匠をおびやかす存在であり、それが正しい師弟関係だと思う。
師匠でいつづけるためにも、僕自身の芸を磨いてゆかなくては!
2014/07/27
2014/07/26
ベースを通して培える感覚。
こちらの動画のギターとベースによるセッションが僕ら周りでとても好評価。
Hさんのギターアレンジも素晴らしいし、演奏もシュアで安心感もある。
そして何よりギターとベースという取り合わせがストレートなジャズミュージックの雰囲気を醸し出して心地よい。
普段ギターデュオとしてギターの音域だけで頑張ってる我々にとって「ベース」は憧れの楽器なのだ。
それ以外の部分でも弟子達にとってベースという楽器は魅力的である。
ギターを弾く上でつちかわなくてはならないテクニックや感覚がベースを弾くだけで自動的に手に入る。
リズムにあわせて音を出す事、リズミカルなシングルラインを弾く事、メロディアスなライン構築に必要なアルペジオを学ぶ事などなど。
僕も長年ギターとベースを掛け持ちしている(人前で見せる機会が少ないが)が、僕の今のギタースタイルの大きな部分はベース練習でつちかったものだと思うほどベースにはお世話になっている。
弟子達もそれをわかっているからこそ、ベースという楽器にもトライしたいと思っているようだ。
彼らの才能がもっとのびるように、ベースを弾く機会も作ってあげなくては。
まずはアコカフェでのジャムセッションからスタートかな。
Acoustic Garageライブ映像アップしました!Andifferentさんの演奏をどうぞ!
Acousphere奥沢です!
今年の4月に行ったAcousphere RecordアーティストによるライブAcoustic Garage。
そちらの模様を収録した映像をアコースフィアYouTubeチャンネルにアップロードしました!
ギターと歌を中心にしたアコースティックな音楽空間、次回は9月30日に吉祥寺スターパインズカフェで開催致します!
こちらのほうも楽しみにしておいてほしいと思います!
今回紹介するのはAndifferentさんの演奏です。
ギターのJiguさんには僕がTuck&Pattiスタイルのギター伴奏を教えているのですが、そのテクニックをつかって日本語の楽曲を演奏するとこんな雰囲気になるんです。
Tuckさんのギタースタイルは言語やグルーヴを越えどんなものにも優しくフィットするんですね。
Tuck Andressさんの作り上げた「One Man Rhythm Section」というギタースタイルはまだまだ新しい音楽を生み出します。
たくさんのギタリストがこの演奏のためのノウハウを持って、素敵な音楽を奏でてほしいと思っています。
そのためにもネットを通じての知識の伝播、後進の育成、そしてなにより自分たちがステージで弾き記録を残す事が大切ですよね。
今日もそれに向かっての作業を一日がんばろうと思います!
2014/07/25
コピーをすることが一番大事だと思う。
音楽の勉強でもっとも大切なのはコピー、トランスクライブだと思う。
実際の演奏者の動画を見て。細かく分析し真似て弾く。
真似て弾くうちに新たな疑問がうまれてきて、練習を通じてその疑問のこたえをさがし、答えがコンセプトになる。
今度はそのコンセプトを自分のものとして使いこなすために新たな楽曲のアレンジとクロスオーバーさせてゆく。
その繰り返しをすることでAcousphereというギターデュオは生まれ、いまなお進行形の面白いプロジェクトとして自分を魅了してくれている。
相棒、清水君とのこの旅は終わることがないだろうし、僕らには「やりつくした」という感覚はおとずれないだろう。
そのくらい音楽の世界は謎で深いものだ。
目下の僕の興味はTuck Andressさんのソロギター「I Wish」だ。
One Man Rhythm Sectionというギタースタイルの基本アイデアとなるTriad Melodyを基本にすえたアレンジだ。
この楽曲の理解が実はTuck&Pattiの謎を解くいちばん良い題材かもしれないと思うようになってきた。
Europaはそれらの集大成のアレンジであり、Man In The Mirrorは様々なコンセプトが混在しすぎて難解だ。
いずれうちの弟子達全員にきちんとしたI Wishのレクチャーが今以上に高い精度で行えるように学び、分析したいと思う。
こういうことに多くの時間を割いてゆきたい。
生徒さんと「Satin Doll」をセッションしました!
Acousphere奥沢です!
Acousphere Guitar Schoolに通っている生徒さんと一緒に「Satin Doll」をギターとベースでセッションした映像をアップしました!
アドリブパートもしっかり作り込んできてくれた生徒さん、おかげで素敵な演奏動画になったと思います!
ぜひご覧になってくださいね!
2014/07/23
外園くんと一緒にボサノヴァ演奏動画つくりました!
Acousphere奥沢です!
先日あそびにきてくれた弟子のブラジリアンギタリスト外園くんと「Lovin You」のボサノヴァアレンジを一緒に演奏しました!
その時の模様を記録した映像をYouTubeにアップロードしましたのでぜひご覧になってください!
今回も素晴らしい作品となりました!
2014/07/22
2014/07/21
アコカフェ臨時営業!
本日、月曜日はアコカフェ定休日なんですが、三連休の月曜日なので臨時営業することにいたしました!
遠出の予定などないみなさまはぜひ楽器などもって遊びにきてくださいね!
ジャムセッションコーナーにてドラムとベースがサポートいたします!
ベース担当は林本くんです!
遠出の予定などないみなさまはぜひ楽器などもって遊びにきてくださいね!
ジャムセッションコーナーにてドラムとベースがサポートいたします!
ベース担当は林本くんです!
2014/07/20
演奏映像アップ!
Acousphere奥沢です!
一日の音楽作業、カフェ営業を終え、現在弟子と一緒に深夜のアコカフェでウェブ更新をしておりますが、Acousphereの新しい演奏映像をアップしましたので貼っておきますね!
ポールマッカートニーさんの曲「New」のギターデュオアレンジです!
お楽しみくださいませ!
アコカフェにライブスペース登場!セッションDay!
きのうAcousphere Cafeにふらっと遊びにきてくれた麻生君のウクレレレッスンの生徒さんおふたり。
他のお客さんもいなかったし陽気もよかったのでアコカフェに新たに設置したライブステージコーナーにてきままなセッションを行った。
ふだんとは違うベースもドラムも絡んでくるフルサイズのサウンドセッションは、即興とは思えないゴージャスであたたかい雰囲気を醸し出し、カフェが幸福な音楽で満たされていた。
これこそがカフェの役割なのかもしれないなあと感慨深く眺めながら、こういう場所を提供できた事をうれしく思った。
これからうちのレッスンに通う生徒さんを中心にこの場所を開放し、フリーライブスペースとして活用してゆきたい。
音楽はもっと人の身近な場所にあるべきなのだ。
深夜の貨物便にのって沖縄にいけるらしい。
ANA、全日空さんが深夜の貨物便の客席を一部開放して半額料金で沖縄まで連れて行ってくれる、というニュースを見た。
僕のような混雑が苦手な人間にはとても嬉しいプランだ。
自分の仕事を終えてから通勤ラッシュも終わってる混んでいない東京を羽田へ。
夜12:00くらいに出発し現地那覇に2:00am到着。
24時間サービスしてくれるレンタカー店もあるらしいのですぐに車を借りて若干の仮眠。
夜があける前に車を走らせて海岸へ。
夜明けのマジックアワーの海をデジカメで動画撮影。
感動的な景色を堪能したら朝食もしくはブランチをカフェで。
その後は踏ん張って撮影にまわるもよし、一度ホテルにチェックインし仮眠するもよし。
夕方前におきて夕焼けの海を撮影し、その後は夕食に沖縄そば。
疲れを癒すべくホテルで早めに就寝し、翌日の朝の撮影に備える、などなど。
今まで三泊四日で行っていたプランが二泊三日でおさまるかもしれない。
やっぱりいこうかなあ今年も沖縄。
うーん。
2014/07/19
2014/07/18
迷わずいけよ。いけばわかる。
本日はAcousphere Cafeの営業からスタート。
弟子と一緒に掃除や準備をし、運動がてらに機材車の洗車をして身体がうごくようになってきた。
やはり朝一番は運動を兼ねた労働をするのが一番だと実感。
今日はこのあと弟子の麻生君と一緒にカフェ営業をしつつ、次回のライブイベント「Acoustic Garage」の制作会議。
Acousphere Record所属アーティストを集めてのライブイベントだが、前回も来た人から好評をいただいたので期間をつめての開催となった。
前回出演のメンバーに加えてあたらしくこのコミュニティに参入してきてくれた仲間達の出演時間も作らなくてはならない。
それでいて3時間以内におさめなくてはならないのはかなり難しいことだが、こういう機会をたくさん作れる訳でもないので、できるだけたくさんの仲間に出演させてあげたいと思う。
となると我がAcousphereの出演場所はその日は作れないだろう。
それでも弟子達の活躍するさまを見守り、サポートすることは本当にたのしい。
自分の音楽はもうひとつ先の何かを得るために彼らの土俵におかないで先へ進まなくてはならない。
自分が同じ場所に居座って既得権益を守るようになれば後進が育たない。
いまだに自分の人生の行く先はハッキリみえてこないのだが、それでも荒野へすすむことだ。
「この道をいけばどうなるものか、危ぶむなかれ。危ぶめば道はなし。踏み出せばその一歩が道となる。迷わずいけよ。いけばわかる。」
上はアントニオ猪木さんの名言。
元気をもらうなあ。
2014/07/17
イヤーモニターの効能。
普段のスタジオライブは僕のプライベートスタジオで録音、録画している。
そこにはマスタリング用のスピーカーも設置してあるのでそれを鳴らせばさながら小さなモーションブルーのようなライブ空間になる。
そのスピーカーから出る音をモニタリングしながら演奏するのが通例だったが、今回上の映像を撮影するために久しぶりにイヤーモニターを活用した。
先日のライブでAcousphereも2年ぶりにイヤーモニターを使用(1年前のライブは出演者の多いイベントライブだったので僕らも出演者にあわせてウェッジでのモニタリングだったため)し、その効果をとても感じた。
やはり弾きやすく、細かなディテールまで音楽、演奏を追い込む事ができる。
むしろイヤモニを使わない演奏では本当の演奏はできないと言ってしまっても良いくらい、イヤモニは素晴らしい演奏と密接に関わっている。
今回の映像の演奏にはその「繊細なコントロール」という部分が収まっている。
スピーカーで聞きながらのラフで勢い有る雰囲気も良いが、やはりAcousphereらしい演奏にはイヤーモニターが不可欠なんだなと再認識することができた。
映像コンテンツは自分を客観的に見て評価することができるのが素晴らしいと思う。
もっとたくさんのスタジオライブ経験を積み重ねてゆきたい。
そして、もちろんライブステージも!
ギターレッスン動画新作登場!ポールマッカートニーさんの「New」を教えます!
Acousphere奥沢です!
ひさしぶりのギターレッスン動画をアップロードしました!
前回のAcousphere、モーションブルーでのライブの時にお披露目したポールマッカートニーさんの新曲「New」のギターデュオアレンジを説明してみました。
原曲のピアノによるグルーヴをできるだけ忠実にギターで表現した伴奏アレンジになっています。
このパターンを覚えるとそれ以外のピアノ的楽曲もギターでアプローチできるようになりますので、ぜひマストアイテムとして身につけていただければと思います!
僕のギターレッスンでもこちらの楽曲も直接指導していますので、初心者の人も気軽にアクセスしてみてくださいね!
2014/07/15
忍び寄る「弟子」という刺客!
一日の作業がおわり、現在ひとりアコカフェに居残って残業。
そんなときのお供はたいていYouTubeの映像サーフィンなのだが今日は非常に興味深い映像をみつけてしまった。
弟子のAcoustic Sound Organization麻生君による「Black or White」のソロギター演奏動画。
いやあ、まいりました。
元々僕が教えたものではありますが、僕の思いつかないようなアイデアや他の楽曲とのマッチアップなど展開していてゴージャスに仕上がっております。
常に弟子達が追いつけ追い越せで僕を猛追してきているのを背中に感じてはいるんですが、とうとう麻生くんにはここまで肉薄されてきたんですねえ。
これは僕もがんばって走り出さないといけないな!まじで!
ギターの持ち方についての教則を林本くんがアップしてくれました!
Acousphere奥沢です!
弟子のギタリスト、Sonascribe林本くんがギターの持ち方についてのギターレッスンビデオをアップロードしてくれました。
ギターの持ち方にもちゃんとコンセプトがありまして、利点を理解しておけば演奏が楽になるんですね。
ぜひこちらのビデオをみながらみなさんの今の持ち方も再チェックしてもらえたらと思います!
池田君とギターアレンジがんばってます!
ただいまAerial池田君と一緒に新しいAerialの音源のアレンジメントを作っています。
今回のコンセプトはストローク奏法。
早くて迫力のある16ビートのストロークをマイナー調の曲でやってみようということで、Peter Gabrielの曲「Red Rain」をアレンジしています。
順調にアレンジは進んでいますが、回を重ねる毎にアレンジが混みいってきてるので完成までしばし時間がかかりそうですが、YouTubeのスタジオライブでお披露目したいと思いますので、しばし楽しみにしつつ待っていてほしいと思います!
がんばるぞ!
2014/07/14
2014/07/12
2014/07/11
やっぱりいいなあ沖縄。
ついでにもう一本沖縄でとってきた映像を紹介。
去年、家族&麻生君を引き連れていった沖縄の二日目の朝の名護あたりのビーチでの映像。
あいにくの雨模様だったのだがそれがかえって素敵で、雨が海上へ移動してゆく模様をおさめることができた。
曇り空でもこの海の透明度と青い色。
本当に沖縄の海は美しくて最高だと思う。
またあの風景を肉眼でみて感動したい。
そして同時にその感動の風景を映像におさめてみんなと共有したいぞ。
うーん、やっぱり一人でもいいから行くかなあ沖縄。
それは贅沢すぎるなあ。うーん。
沖縄にいきたい。
もうすぐ夏休み期間になる。
今年はAcousphere Cafeも思い切って夏期休業を大きくとり、8月第一週の営業を終えたら休暇に突入し、復活は8月最終週となった。
去年、ほんとうに何日も何日もお客さんがいない営業日が続き、さすがの林本くんもちょっと寂しそうであった。
その経験をふまえ、今年は有意義に弟子達と時間を使うこととした。
夏に行きたいところ、それはやっぱり沖縄だ。
美しい海、山、自然、おいしい食べ物。
まだ二回しか訪れてない沖縄だがすっかりはまってしまっている。
弟子と一緒にあの景色を見てまわれたら素敵だなあと思いつつ、去年の映像をみながら我慢する自分であった。
いいなあ沖縄。
2014/07/09
セッションスペース登場!
Acousphere奥沢です!
このお休みは林本くんと母と一緒に後半の半年を乗り越えるべく、Acousphere Cafeの大掃除をしていました。
おかげでだいぶん片付いてキッチンもさらに働きやすくなりました。
空いたスペースを利用してセッションができるスペースも設置!
音楽好きが集まっていつでも気軽にセッションできるようにしてゆきたいと思っています。
ギタリストだけでなくボーカルの方やレッスンに来てくださってるウクレレ女子の皆さんにもぜひ参加して欲しいと思いますので、週末のアコカフェにもぜひ遊びにきてくださいね!
林本くんがベース、ドラムでサポートいたしますので!
このお休みは林本くんと母と一緒に後半の半年を乗り越えるべく、Acousphere Cafeの大掃除をしていました。
おかげでだいぶん片付いてキッチンもさらに働きやすくなりました。
空いたスペースを利用してセッションができるスペースも設置!
音楽好きが集まっていつでも気軽にセッションできるようにしてゆきたいと思っています。
ギタリストだけでなくボーカルの方やレッスンに来てくださってるウクレレ女子の皆さんにもぜひ参加して欲しいと思いますので、週末のアコカフェにもぜひ遊びにきてくださいね!
林本くんがベース、ドラムでサポートいたしますので!
手仕事の風合いというクオリティが感動をよぶのかもしれない。
一番あたらしい内弟子、Rootblue溝口くんと弾いた「I Love You」のギターデュオ動画がこちら。
麻生君の弟さんにすすめてもらって購入したマクロレンズを使い、三脚も使わないで撮影したものだが今までで一番感動的なクオリティになったように感じている。
三脚を使い、一番良いボケ味にレンズをセットして撮影してからMac上でカメラの編集を行うというのが一番クオリティ高い画像になると考えていて、手持ちでブレてる動画はダメだと思っていた自分にとって、このような感動的な映像に仕上がってことは驚きだった。
しかしよくよく考えればそれもうなずける。
カメラをもつ人間が演奏にあわせ一番良いと思う被写体を選び、一番良い角度を探して撮影する。
また多少のブレがあることで人間が丁寧にカメラを回している感じが映像に付加されて、結果クラフト感、手仕事感がアップする。
これからはこの方法論に従ってしばらく撮影してゆきたい。
次は何の曲を弾こうか。
2014/07/08
ライブをやる意味。やらない意味。
音楽を生業にする。
それを目標にした弟子達に囲まれて生活をし、その内弟子たちに刺激されて更に新しい多くの人がここに集うようになってきた。
ミュージシャンを目指す気持ちのよい人たちと出会え、その人生を手伝える事は本当に光栄なことだ。
だからこそ毎日、誰をどうプロデュースするかに頭を悩ませている。
最近思うようになってきたのはライブの必要性だ。
インターネット時代の今、大事なのはデジタルコンテンツとしての音楽を数多く発表する事だ。
ここで弟子達とスタジオライブを繰り返し、相当数のコンテンツを通じて新しい才能を発信できた。
良い機材、良い照明、演奏のノウハウもすべて現場でインストールしながら制作する。
それでクオリティコントロールは完璧にできていた。
しかしながら「本人の力量」という所までは踏み込めず、それが善くも悪くも作品の中に如実に現れてくる。
スタジオライブ制作を繰り返す中で伸びる才能でもあるが、もっと早くその種を発芽させるにはやはりライブステージへの出演を行うことだろう。
これまでライブはファンサービスと収益の確保という側面からビジネスと捉えていた。
もちろんそれを無視して集客もままならない場末のライブを繰り返していてはアーティストは育たないのみならず、悪い慣習へとスポイルされてしまうだろう。
そのバランスを見極めつつ、個々にあったタイミングでアドバイスをし、為になるステージを用意してゆくのが先輩ミュージシャンとしての僕の仕事かもしれない。
そしてそのバランス感覚がとても難しいものだ。
2014/07/06
キャンパーがきてはや1ヶ月!
新しい機材車キャンピングカー「プレジャーウェイ サスカ」が来てから1ヶ月になる。
初期不良がないか確認する為に三日に一度くらいの割合で多めに出動している。
すでに8万キロ近く走っている車体ではあるが、キャンピングカー店にも丁寧に治しておいてもらえたようですこぶる調子が良い。
もちろん寿命、対応年数というのもあるだろうけれど、大事に手をかけて使用してあげたら何年でもつきあえるんだなあと感じている。
およそ10年コーチメンに乗り、まさかキャンピングカーを二台目に買い替えることになるなんて想像もしなかった。
今度も10年を越える付き合いになるだろうから、今のうちから手厚くメンテナンスして大事に長く乗ってゆこうと思う。
そして弟子達と一緒にまた全国をライブツアーしながらこの車で旅をしよう。
新しい感動とたくさん出会う為に。
映像は以前ぼくが旅でおとずれたイタリアの模様。
またいつか同じ道も辿ってみたい。
ボーカルレッスンをやってました!
今日のギターレッスンは生徒さんが自分のバンドの女性ボーカルの方を伴ってきたので、久しぶりに本格的なボーカルレッスンとなりました。
僕が演奏する伴奏をバックに声だしするところからスタート。
慣れていたら単語の発音や音のヒットの仕方等についてコンセプトを与えたのち繰り返しトレーニング。
つかめてきたら次のフレーズへ進むという非常にゆっくりした、しかしながら密度の濃いレッスンになりました。
僕はもちろんギタリストなのですが、それでもギターを学ぶ要領と同じようにボーカルにも共通する部分がたくさんあり、教えてあげられることがたくさんあるなと再認識することができました。
しばらくボーカルレッスンの募集からは遠ざかっていましたが、久しぶりにこちらのコースも再起動しようと思います。
ギタリストだけでなく、素晴らしいボーカリストもこの場所から発信し育ててゆけたらと思います。
2014/07/05
「楽しい」をつくることで。
久しぶりのギターレッスンDay。
I先生を迎えて今日はベースレッスンでしたが、初めてまだ一ヶ月とたたないのにすっかりベースの持ち方も弾き方も様になっていてびっくり。
本当に長い時間楽しんで弾いてもらえてるんだろうなあと。
やはり「楽しい」と思う事は重要で、おかげで人一倍練習をすることができ、またそれが苦にならず、更にはスキルアップの時間を早めてくれる。
レッスンの先生としてこの「楽しい」と思ってもらえる授業を届けられることができるかが力量の見せ所だと思う。
エデュケーションとエンターテインメントは効率、効果において密接に関わっているのかもしれない。
2014/07/03
吉祥寺ぶらり。
小雨ふるなか弟子の林本君と一緒に吉祥寺へふらりといってきました。
新しく出来た駅ビル「キラリナ」を探索し、その後はいつもの楽器店ツアー。
ウクレレベースの新製品をみつけて試奏してきましたがとても良い感じ。
うちの生徒さんと小旅行にいった先で演奏するのにちょうど良さそうな楽器で、あぶなく衝動買いしそうになりました。
まずは家に持ち帰って、インターネットでもっと手頃なプロダクツがないかリサーチですね。
最近のAerial池田がすごい件について。
最近の池田君の演奏がすごい。
ここ数ヶ月Michael Hedgesの名曲「Aerial Boundaries」を僕のギターレッスンで教えていた。
といってもこの楽曲は難曲すぎて僕にもすぐに弾く事はできない。
長年彼が完コピし練習していたアレンジメントを弾いてもらいつつ、僕の頭脳でMichael Hedgesのコンセプトを探りつつ演奏のレベルを上げるというレッスンだった。
そのレッスンは見事な効果を上げて池田君の演奏を大きくレベルアップさせることに成功したと思う。
実際に気付く事ができたコンセプトをいくつか書いておく。
・左手タッピング(トリル)と右手のタッピングが独立したラインの場合もある(下部と上部のアレンジ)が融合してダブルストップを形成してる部分も多い。ダブルストップを弾くのに指が足らなくて右手が出て来ている部分は「分離」ではなく「融和」をめざし。同じ音量とタイミングのタッピングを心がける。
・冒頭トリルの右手ミュートの部分で左手のトリルの勢いがなくなるのは間違い。同じレベルの運動をキープしつつ右手がミュートする。それによりここは「右手のタッチミュートの効能」というコンセプトを押し出す事ができて演奏がコンセプチュアルになるし、堂々とした演奏につながる。
・個々のアレンジパートをつなぐ「継ぎ目」の部分をしっかり確認し、その部分専用のアレンジメントを施す事。シームレスな変化を心がけ小節線が演奏のギャップとなって現れないように努力する。
・なぜこのようなテクニックで弾いているのかについて音楽的な見地で考える。Aerial Boundariesを生み出したSteve Reichのミニマルミュージックとの関係性と音楽の成り立ちを知っておくべき。ただのトリルやタッピングハーモニクスというテクニックを見せたくて出来上がった作品ではない。
かつてない仕上がりを見せた池田君のAerial Boundaries。
やはりこれをたくさんの人の前で披露するべきだと思う。
僕だけがレッスンの時間に目の前で堪能してるのは余りにも勿体ない。
こうなってこそライブをする意味が出てくるのかもしれない。
今日は片付けDay!
Acousphereのモーションブルーライブが終わってから早一ヶ月。
にもかかわらず自分のスタジオを見回すとライブに使った機材が散乱し片付いていなく、終了翌日の雰囲気のままである。
その状態を見る事で視覚から達成感と共に倦怠感もやってきているように思う。
先に進むにはまず片付け、掃除をしてスイッチを入れ替える事からだ。
そう、掃除にはスイッチのオン/オフの効能があるのかもしれない。
物をたくさん持つということは豊かさにもつながってくるが、同時にそれら全てをケアしなくてはならなくなる分手間がかかり。
やらなくてはいけないことが多くなり、やりたいことに到達する事ができない時間が長く続く。
これを断ち切って生産的な状態に戻るのは断捨離しかない。
でも断捨離は安易に行ってしまえば思わぬ不利益があとからやってきて、それが後悔につながることがある。
だから不用意に行うのは怖い。
よくよく考えて、繰り返し考察を繰り返した後に実行しなくてはならないし、もしくはその先に起こりうる不利益さえも享受する心構えが必要だ。
とりあえず今の僕は「なくしても同じ価値のものをいずれ取り返せるであろう物品、事象」という線引きをして断捨離を行ってる。
今日もまたその考察がメインの一日になる。
アコカフェの調度品の配置と今後の運用の展望、スタジオの更なる活用にむけての改装、家族の生活スペースの改善と下準備。
片付けつつ、考えてみるか今日は。
2014/07/01
IKEAな一日で今日は終了!
今日は母につきあってイケア港北にて家具探しとドライバー仕事の一日でした。
アコカフェの今後の使い方についても考えながらIKEAの提案する部屋を見学する事で、たくさんの新しいアイデアにも巡り会えてよい一日でした。
やっぱり一週間に一日くらいはこうして休日らしい日を送るのがクリエイティブなことにとって大切なのかもしれませんね。
明日からは元のペースの毎日です!
登録:
投稿 (Atom)