2013/07/31

音源「Acousphere Cafe」配信スタート!


Acousphere奥沢です!
やっとiTunesから新しい音源が配信スタートしました!
タイトルは「Acousphere Cafe」!
Acousphere Record所属アーティストが集まってカフェで聞きたい音楽を作りました。
僕らで運営しているAcousphere CafeでのBGMというイメージですが、
みなさんのお家やドライブミュージックとしても楽しんでいただけると思います!
ぜひ以下のリンクから試聴してみてくださいね!
いやあ、感慨深いな、嬉しいなあ。

https://itunes.apple.com/jp/album/acousphere-cafe-ep/id681206916

自分なりに疲労回復について考察してみた。

この夏の暑さのせいか家族も弟子も疲労がすごい。
みんなが揃って疲労を訴えるのは異例のことだ。
更に真面目に疲れのマネジメントについて考えなくてはならない。

疲れを回復させるために大切になる事を列挙する。
・睡眠
・食事
・働き方

上の三つのうち最も疲労撃退に効果があるのは睡眠だ。
食事や働き方の改善では疲労を軽減することはできるかもしれないが、
疲労そのものをなくすことはできない。
睡眠だけが疲労を根治治療できる唯一の方法だ。

正しい睡眠について調べてみたのでまとめておこう。
・7時間以上、毎日寝る。
・毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる。
・午前0時から6時が寝る良いタイムゾーン。
・寝だめは効果がない。
・寝る前にPCタブレットなど使わない。
・寝る前にやりたいことは朝一でやるようにする。
・40分の昼寝でパフォーマンスが30%近くアップする。
・耳栓とアイマスクで良質な睡眠を。
・枕なし睡眠が効果的。

以上を踏まえた上で自分なりの仮説。
・活動時間と睡眠時間の比率を決める。
・活動時間=疲労、睡眠時間=回復だ。
・この比率が悪く疲労が大きいから疲労が蓄積する。
・常に比率を睡眠側に多くシフトしておけば毎日疲れを打ち消せる。
・どのくらいの比率が良いのか自分の身体で調査。
・まずは毎日9時間睡眠から実験してみたい。
・連続して9時間寝れない場合は昼寝で補う。
・睡魔がこなければ臥せっているだけでも良い。

修理Day!


今日こそはゆっくり休養と思っていたのだが、なんだか忙しくなってしまった一日。
とはいえライブまでにやっておかなくてはいけないことが目白押しなので、少しでも体調がよくて動ける日は有意義に使わねばならない。
今日は修理に出していた腕時計を銀座にてピックアップ。
壊れていたのはバンドをとめておくクラスプの部分だったのだが、新品になってガッチリはまるようになった。
以前のものは経年劣化で摩耗していたらしくバンドがしっかり止まっていなかったことを交換してはじめて知った。
やはりいくつもの現物をみて、自分のものがどんな状態にあるかを知るのは大切だなと思った。
久しぶりに左手が重く、嬉しい。
でも何ヶ月ぶりにずっとはめてると違和感からか少し腱鞘炎になってしまう。
また慣れるまで時間がかかりそうだが、元の自分になれるよう頑張ろう。

帰宅後こんどは三鷹のオートバックスへキャンピングカー、コーチメンのバッテリー交換へ。
これも長く壊れたまま放置していたのだが今度のライブへは弟子をのせてこの車でゆくので修理。
三鷹のスーパーオートバックスさんは輸入車、アメ車、キャンピングカーと敬遠される3Kのコーチメンも
いつでも真摯に対応してくれて本当にありがたい。
ついてたバッテリーは中の液がほとんどなかったとの事。
これで長距離のドライブも安心して出かけられる。
明日からしばしは8/12の予行として慣らし運転しなくては。
当日に故障したら一大事だ。
ライブにむけてやらねばならないことが多すぎるが、大所帯ゆえの大変さかもしれない。

8/12のモーションブルー公演、ぜひたくさんの方に見ていただきたい。
良いステージになるよう、あとは演奏の練習だ。

2013/07/29

大事をとって。

どうもまた働きすぎたようで、ここ2、3日疲労が抜けなくなってきました。
こういう時は早めに店じまいするのが良いでしょうね。
ということで就寝します!
メールの返信等は後日行いますのでしばしお暇を!

CDがキター!

念願のコンピレーションCDがアコカフェに到着しました!
すごい嬉しいですね〜!
やっとみなさんにお届けできます!
8/12のMotion Blueで初売りしますのでお楽しみに!

2013/07/28

直感力が誘うもの。


何かを感じる瞬間、というのがある。
いつもと違う何か。
直感としかいいようがないのだがそれは電撃のようにやってくるものよりむしろ、
ふわっとした空気の流れのような微細なものであることが多いように思う。
僕はそれをとらえる能力は良い方だ。
昨日もそんなことがあった。

長くレッスンに通っている生徒さん。
今はその方のオリジナル曲を作る手伝いをしている。
昨日、あたらしいテーマで作ってもらった楽曲をきいた。
すぐに何かを僕は感じたようで、自然と口をついて出た言葉が、
「これは最後まで作り上げて作品化しましょう」
という言葉だった。
無論、用意していた言葉やプロジェクトではなく、
ふわっとその時に出て来た想いだった。

ここまでギターレッスンを通して伝えて来たこと、学んで来た事。
それらが作品の中に結合しはじめたのかもしれないし、
何か時間や人生に関する感覚が作用したのかわからない。
でも自分は何かを感じ、そういう方向へ動き出した。
ほんとうに不思議でならないが、こういう判断はいつも正解で、
常に素晴らしい体験をあたえてくれるように思う。

今は東京を去ってホームタウンにおられるある生徒さん。
なぜだか一番最後のプロジェクトになったのがレコーディングと作品リリースで、
そのプロジェクトがはじまってから不意に帰郷が決まり、
ちょうど作品が完成したころに帰郷しなければならなくなって旅だっていった。
作品を残す事ができたが本当にすべてのタイミングが奇跡的であったと後からわかった。
そのプロジェクトのはじまりもそういえば、ふわっとした何かだったかもしれない。

一期一会、毎回何かを感じるよう努め、そして最大限の形をめざして進む事。
直感力とはそのようなものかもしれないし、それが人を幸せに誘うのかもしれない。

2013/07/27

Tuck Andress - I Wish Tablature、9から12小節目まで!

Acousphere奥沢です!
最近こつこつとTuck AndressさんのソロギターアレンジをTab譜面におこしていますが、
I Wishのタブ譜9から12小節ができましたので掲載しておきます。
これでこの曲のイントロの部分のTab譜は一応完成ですね。
どうしても譜面で伝えられる要素は少なくてどう表現するか記しておくか悩みますが、
それでもないよりはマシ!なのでぜひこの譜例をみながらトライしてほしいと思います!

Acousphere Cafe営業日。

今日はアコカフェ営業のお手伝いからいちにちがスタート!
夏の日差しが空気感を楽しみながら音楽制作の作業をする予定です。
アコカフェの僕らのオフィスコーナーにレコーディング機材を持ち込んだので、賑やかな雰囲気の中働くのが楽しみです。

Lullaby of Birdlandへの想い。


今回Acousphereが録音した楽曲、Lullaby of Birdland。
ジャズを演奏するものにとしてずっと憧れの楽曲でした。
マイナーキーの美しいメロディはロマンティシズムそのもの。
そしてジャズらしい半音階で駆け上がるメロディラインが秀逸で、
音の流れをTendencyでコントロールできる作曲家や即興演奏家でないと作れない曲ですね。
それゆえに「難しい」「自分にはハードルが高い」と思っていた曲でした。
でも20年ちかく音楽を学んで来たおかげで、ほんの少しこういった世界に近づけたように思い、
今回レコーディングにトライしてみました。

ここでも役に立ったのはここ3年勉強しているトライアドとアルペジオによるアドリブメロディです。
この考え方とテクニックを練習していなかったら今回のアレンジは不可能でした。
昔はどうやったらコードプログレッション感を残したまま自由にアドリブラインを構築するのか、
その足がかりがなく、ひたすらに鼻歌で作曲したりTwo-Fiveでごまかしたりしてきました。
Tuck Andressさんにアドバイスされてトライアドに取り組んでこれらの問題も解決しつつあります。
あとは僕自身の精進だけですね。
今後もジャズの楽曲をテーマに音楽の勉強も続けて行きますよ!

2013/07/26

新しい音源のサンプル動画作りました!AcousphereによるLullaby of Birdlandお聞きください!


Acousphere奥沢です!
この半年、仲間たちと作っていたコンピレーションアルバムがいよいよ完成します!
ただいまアメリカのCDbabyさんにiTunesでの配信とフィジカルCD300枚を手配してるところ。
みなさんの手元に届けることができるのはもう少しなのでお楽しみに!
とりあえず音源の方を試聴できるようにYouTubeにサンプルをアップしました!
まずはAcousphereによる「Lullaby of Birdland」をお聞きください!
8/12のモーションブルーライブ会場でCDは販売しますのでぜひ会場にお越し下さいね!

疲れをうまくマネジメントしたいので心がけてること。


今年の夏は暑い。
そして弟子達のビジネスも忙しくなって来た。
Acousphere Record設立以来みんなで頑張ってきた結果が出て来た証拠で嬉しいかぎりだが、
どうも疲れが持ち越し気味になってるようだ。
なんとか全員の疲労もマネジメントしてあげなくてはいけないなと思い、
両親への親孝行も兼ねてマッサージチェアを購入した。
今度の日曜日に設置されるのが楽しみだ。

さて、先月まで悩まされていた僕の痛風と胃炎も要は疲れからくる疾病だった。
素人考えだが疲れがたまって体が酸性に偏るとこうした症状がでる。
そして倦怠感が続き体が回復しない、疲れを持ち越してしまうようになる。
体をアルカリ性の方向へ戻す努力が大切なんだと思う。

僕が最近こころがけている事、自己流の健康法を上げておくので弟子達には参考にしていただきたい。

・8時間以上睡眠。とにかく体の回復の一番は睡眠!寝れなくても体を動かさない時間を8時間以上毎日もつこと!
・血行促進。汗として老廃物を体外へ。半身浴、ウォーキング、マッサージ、整体など。
・水分補給。体内に水がなければ疲れを表に出せない。麦茶をまめに飲む。
・アルカリ化。尿酸値を下げ疲れを体外へ。ハチミツレモン、すいか、重曹クエン酸タブレット、昆布わかめ、豆腐。
・リラックスポジショニング。体は休めながらも頭だけ使って仕事をする。ソファに寝転んでiPadで文章制作、寝転んでギター練習。

とにかく8/12のライブまでは健康を第一にみんなで乗り越えたいと思う。

2013/07/24

暑い夏。

今年の夏もまだまだ暑くなりそうだ。
イギリスの寒い地方で過ごすための身体をもつモナさんにはキツイかもしれない。
なんとかモナちゃんにも快適に皮膚病などかからずに乗り切ってもらうために、家の温度を下げなくてはと思う。
これまでに自分で購入してきて4本の樹木を植樹してきた。
桜はおおむね元気で順調だ。
ナナカマドは頑丈だがあまり大きくなってくれず期待はずれ。
レモンの木は順調だが収穫前にレモンが落ちてしまうのが問題だ。

そういえば我が家の植物たちも激しい気候変化についていけてないようで、
この3年はハナミズキの葉っぱの色が黒ずんでいて美しくないことが続いてる。
特に日当たりが良いところで顕著だと思う。
日陰のハナミズキだけが元気なようだ。
サルスベリは猛烈に花を咲かせるようになったが、常に葉っぱはうどんこ病気味。
芝生の管理も難しくなってきてる。
冬場よりも夏の暑さでやられてしまうケースが多い。

植物たちはその身をもって僕らに教えてくれてるのかもしれない。
地球温暖化は進行していて、どんどん深刻になってるのかもしれない。
とにかく、長くこの場所にすみ守っていけるように、
いまの過酷な環境でも頑張れる木を植樹し続けてゆこうと思う。
リスクを分散するためにもっと品種を増やさなくては。

Adaptすること。


ずいぶんと自分のライフスタイルが変わったなあと思う。
路上ライブに明け暮れていた時代もあった。
スタジオミュージシャンとして方々のスタジオを掛け持ちして生活した時代もあった。
アーティストとしてライブや興行で成り立てた時代もあったし、
メジャーレーベルと契約しレコーディングだけに集中した時代もあった。
振り返って思う事はいくつもあるけど、今日ひとつだけ思うとすれば「音楽家としての生き方はいろんな方法論がある」ということだ。
あとは時代の流れをどう読み取ってAdaptしてゆくかだろう。

インターネット中心の世の中はこの先も確実に広がり続けてゆく。
予言と呼ぶのがふさわしくないほど明白な未来だと僕は思う。
音楽家としての生き方をこのインターネットという空間を活用してどれだけできるのか。
そこにAdaptできるのかが音楽家としての生死をわけると考える。
それができなければ音楽を辞めなくてはならないのではないかと感じたからこそ、
僕は新しいビジネスモデルとライフスタイルに賭けてみた。
そしてなんとかここまでやってこれたし、健全に音楽を仲間達とやっていける目処がついた。

変わりすぎたライフスタイルに戸惑う事もまだあるが、きちんと考え、Adaptし続けてゆきたい。
考えて実行すること。明日もそれを胸にがんばろう。

2013/07/22

昼飯!

腕時計の修理に銀座へいって、帰りに荻窪ルココさんでロールキャベツ!
うまい!

2013/07/21

Sonascribeライブ!

Sonascribe演奏中!
大人も子供も一緒になってきいてくれて、素敵な音楽空間が生まれています。
ちょっとはたからみてて感動。
立派になったなあ。

リハーサル!

演奏にむけてSonascribeリハーサル中。
楽屋の生ライブを楽しんでおります!

弟子の仕事現場にきております。

Acousphere奥沢です。
本日は西東京市のとあるマンションで開催されているお祭りにきています。
弟子のギターデュオ、Sonascribeの二人が演奏依頼を受け、僕はお手伝い兼ドライバーで参加。
以前は自分がAcousphereとして参加していたであろう場所に成長した弟子たちがいて、それを見守れるようになってきました。
時の流れを感じつつもとても嬉しく誇らしい気持ちです。
Acousphere Record設立から3年。
若手アーティスト育成の時間、レコーディング作品プロデュースの時間、各自の独立起業サポートの時間、アーティストイメージ制作の時間をこえてようやくはじまった新しいフェイズ。
本当に嬉しいですね。
お声がけくださるみなさんの期待に応えてゆけるよう、ますます弟子のサポートも頑張ろうと思います。
お声がけくださったマンションの皆様、おととい麻生くんライブを招聘くださったDogdeco様、本当にありがとうございます!

2013/07/19

イベント!

Acousphere奥沢です!
今日は弟子の麻生くんのサポート演奏で武蔵小金井のDogdecoさんにきています!
これからウクレレとギターの演奏です。
お店の中では軽食やおいしいコーヒーが振舞われていてとてもアットホームな雰囲気!
楽しんでおります!

新しい音源さっそく試聴ください!Acoustic Sound Organization - Manic Monday!


弟子の麻生くんがあたらしい音源の楽曲がきけるBGM動画をさっそく作ってくれました!
音源聞くのが待ちきれないというかたはこちらの動画をどうぞ!
早くて続き終えて注文を完遂したいぞー!

8/12ライブへむけて、CDデザイン中!


Acousphere奥沢です!
音源のマスタリングも終えて一段落しましたが、今度はCDプレスの手続き!
きのう一度CDbabyさんにデータ送信したのですが、デザインが合わず再度やりなおし!
ということでこの後フォトショップとにらめっこです。
8/12の横浜モーションブルーでのライブ会場でこちらのCD発売しますので、
ぜひライブにお越しになっていただきたいと思います!
限定300枚になりますのでこの機会にぜひ!

こちらの映像は2006年の中村未来さんを迎えてのライブ。
楽曲は「Yoursong」です!
Acousphereによるコラボレーションはこんな雰囲気になるんですね。
またいずれ未来さんのような才能あるボーカリストの方とも
コラボレーションしてゆけるようになりたいと思います!

2013/07/18

CDジャケットつくってみました!


こんな感じのジャケットをデザインしてみました!
柔らかくて音源のイメージに合うように思っています。
とりあえず進行状況報告でした!

2013/07/17

Acousphereマスタリングテクニックを説明します!


Acousphere奥沢です!
さて、さっそく僕のマスタリングにおけるテクニックのひとつを説明したいと思います!
今回のテーマは「リスニング環境をかえることの大切さとコンセプト」です。

マスタリングとはミックスを終えた各音源をひとつのCDアルバムに収録するために、
音量を揃えたり音色補正をしたりする作業をいいます。
この作業によって最終的な音、クオリティが決まり、
それがそのままリスナーのみなさんに届く訳です。
なので、もっとも気を使うたいへんな作業になります。

僕の作業の手順を時系列順にならべながら説明します。

「音量を揃える。リファレンス音源と比較する」
音色補正など行う前にまずは音量を適正にします。
適正音量というのは実は指標が曖昧ですが、
僕の場合は憧れのアーティストのCDをリファレンスにしています。
そのCDから音源を取り込んで、マスタリングプロジェクトに入れ、
自分の作品と交互に聞き比べしながら音量を調整します。
聞き所は以下の三つです。

・低音、ベース音が同じ音圧になってるか。
・メロディが同じ音量で聞こえてるか。
・全体の音圧が同じようになっているか。

「リファレンス音源の質感に近づける音色補正をする」
前述しましたリファレンス音源を聞きながら自分の音源と比較して、
音を似せて行く作業を行います。
闇雲に好きな音色を目指して作業をしても指標がないと「好み」に陥ってしまいます。
そうならない為にバランスの良い音源をお手本にしながら、
まずはそれに近いものを目指してゆくという事ですね。
役に立つのはレコーディングソフトに入っている周波数のアナライザーです。
いまどの周波数の音がどのくらい出ているのか可視化してくれる機能で、
このスペクトラムのカーブを見比べて似せてゆくこともできます。

「リファレンスに近づいたら振り返って考察する」
お手本に近づけてゆく作業を終えた音源はバランスよくなります。
全ての周波数が過不足なくきれいに鳴っている状態に僕の場合はなりますが、
と同時に本来のその音源の特色だったサウンドも弱くなってしまいます。
簡単に説明すると新製品のギターの音も、古いビンテージギターの音も似てしまうということです。
これでは音源本来の魅力をひきだしているとは言えないと思っています。
その場合は補正作業で行ったイコライジングの値を元の音源に戻すように
値を緩めてゆくという作業を僕は行います。
何かの数値を10に増やしていたら、5まで戻して聞いてみる、ということですね。
するとクオリティが高いまま、元の音源の良さが出てくる、バランスの良い数値が見つかってきます。

「環境をかえて聞いてみる」
スタジオのスピーカーで良い音で鳴っていても違うスピーカーや場所で、
同じように良い音で再生されるかはわかりません。
スピーカーの大小でも違いますし、場所によっても聞こえ方はまちまち。
音楽作品はいろんな場所でつかわれるものですから大切になのは
「どの再生環境でも平均的に同じように再生される」ということですね。
それを感じる為にできあがった音源とMac Bookを持って、
以下のような環境に移動して僕は何度も聞き直しています。
・スタジオにあるモニタリングヘッドホン2種類でリスニング。
 ヘッドホンユーザーへの聞こえ方をチェック。
・スタジオ内の違ったスピーカー2つでリスニング。
 精密なスピーカーと家庭用スピーカーでチェック。
・Acousphere Cafeの店内放送用スピーカーでリスニング。
 壁が吸音されてない場所での聞こえ方をチェック。
・ドライブ中の車内でリスニング。

  「最後にCD-Rに焼いてみて再生デッキでチェック」
最近はiTunesなどを通して流通することが多い音楽ソフトですが、
CDという形で届けるというのは大事な事だと思っています。
ですので、そのフォーマットにした状態で最後はチェックです。
メディアの形がかわることでも音はかわってきますので、
とにかく様々な視点から複数回チェックするのが大切です。

いかがでしょうか?
一口に「マスタリングは最後に音を良くする作業」と言いますが、
音を良くしてゆくためには膨大なチェックポイントを複数回行うことが大事なんですね。
マスタリングは目標とする事象やいじるパラメーターは少なくとも、
タスクはレコーディング作業の中で一番多くて繊細な作業です。
これができるようになれば演奏家の人も楽器の聞こえ方、扱い方までもかわってきます。
Tuck&Pattiさんのようなハイエンドミュージシャンを目指す人は、
是非このテクニック、スキルを習得できるようがんばってみてください!

お疲れ様会。

音源が完成したので自宅に戻って1人祝杯をあげています。
悲しいかなお酒の飲めない体質なので大抵はコーヒーかお茶で祝杯をあげています。
しかしながらここ最近は体調不良もあって刺激の強いコーヒーも飲めません。
なので今夜は調製豆乳で祝杯。
うまい!

完成!

マスタリングした音源の最終確認を終え先程帰宅しました。
今度こそようやく本当に完成でした。
不思議なもので音源が完成しているとまるで自分の作品のように聞こえなくなります。
今日は車の中で聞いていてまるで買ってきたドライビングミュージックを聴いているようでした。
そう思えた瞬間音楽は自分の手元を旅立って完成したんだなと感じるわけです。
嬉しくもあり寂しくもあるそんな瞬間をさきほど体験しました。
次はジャケットのデザイン、そしてリリースの手続きです。
早く皆さんの手元に届けられるよう頑張りますので新しい音源を楽しみにしていてください!

マスタリング!

今夜も深夜までマスタリング作業。
通算4回目のマスタリングが終わりました。
これで完成していると良いのですが。
最終確認は車の中のオーディオでいつも行っています。
今から最終確認のドライブに行ってきます!
疲れた!

2013/07/16

音源、まだ完成してませんでした。


Acousphere奥沢です!
ひとつまえのエントリで新しい音源が完成した、と喜んでいたのですが、
完成した音源をカフェで聞いたり車中で聞いたりするうちに変更点に気づきまして、
いまだにマスタリング作業をしております。

早くリリースの手続きをしないと8/12モーションブルーライブに間に合わないと思うと
気が急いてしまうのですが、でももっとも大事なのはクオリティだと思っております。
更に良い音源にできるようにギリギリまで頑張りたいと思います!

気になってる部分は低音の再生。
できるだけ豊かな低音成分を残したい、あたたかく包み込む音源にしたいと思い、
新しいミックスアイデアにトライしてるのですが、
現在低音がある環境においては大きく再生されすぎてしまうんですね。
もちろん環境のせいでもあるのですが、どんな場所でもある程度気持ちよくきけるようにするのも大事。
ということで音源とMac Bookをいろんな環境に持込んではその場でマスタリングしています。
かなり風変わりなマスタリング方法ですが、
次のエントリで詳しく説明します!

2013/07/14

新しい音源できた!

Acousphere Record所属アーティストの皆さん、そしていつも僕たちの音楽を聞いてくださるファンの皆さん、お待たせいたしました!
今日未明ようやく新しいCDになる音源が完成いたしました!
今日の夜にジャケットの素材を撮影してすぐにリリースの手続きに入ります!
すばらしい作品ができましたのでお楽しみに!

2013/07/13

Acousphere & 中村未来でアリシア キーズの曲を演奏しました!


Acousphere奥沢です!
ただいま新しいCD音源のマスタリングまっただ中なのですが、
さすがに連続して作業して来たら耳が疲れてきましたね。
というわけでコーヒーブレイク&ブログで気分転換です!
昔のライブ映像の説明書きをしたいと思います。

こちらの映像はボーカリスト、中村未来さんを迎えて演奏した
Acousphereの2006年のワンマンライブの模様です。
当時とある事務所からサポートギタリストとしての仕事を請け負ってまして、
そのアーティストさんが未来さんでした。
数本のライブサポートをして非常に好評で、
その後1曲はAcousphere Studioにて作品化。
残念ながらその音源はリリースされることなく終わってしまいましたが、
それでも才能ある女性ボーカリストとのコラボレーションは学ぶ事が多いものでした。

ボーカル物で音源作品に求められるエレメンツはギター作品とは違うということ、
レコーディングイディオムも違い、マインドセットのデザインやケアなど、
楽器奏者とは違ったコミュニケーションが必要になること、
音源へのEdit FollowがEffectiveではなく、録りのウェイトが重いということ、etc。
しかし、そのときに感じたことが今のギター作品づくりにも活きています。

立場をかえること、違った立ち位置の人と関わる事。
そして学ぶ事。
これからもライブやレコーディングを通じて、関わり学んでゆきたいですね。

スタジオワーク!

本日もスタジオにこもってマスタリング作業をしています!
あと少しでAcousphere Recordアーティストがみんな集まって作ったコンピレーションCDの音源が完成します。
なんか既に感無量です。
自分のレーベル設立から3年間、ようやくここまで来ることができました。
共に頑張ってくれた仲間たちに感謝です。

2013/07/11

ギターレッスン中!

ギターレッスンの会場となるAcousphereカフェのギターレッスンコーナーを模様替えしました!
より広く落ち着いたスペースになりました!

Tuck Andress - I Wish のTranscribe TAB譜を掲載します!


Acousphere奥沢です!
僕の師匠であり、敬愛するTuck&Pattiのギタリスト、Tuck Andressさん。
そのTuckさんによるソロギター「I Wish」のトランスクライブ譜面をTabで作りました!
まずは1小節から8小節目までをアップしておきますので練習してみてくださいね!
ちなみにこちらの楽曲、僕のギターレッスンで教えていますので、
ちゃんと弾けるようになりたい人はぜひご連絡ください!
http://acousphereguitarschool.blogspot.jp/


Acousphere - Take You Home演奏動画!


Acousphereの懐かしいライブ映像を紹介しています!
今回はオリジナル曲「Take You Home」の演奏動画です。

ライブでの演奏では楽曲のバリエーションが必要になってきます。
アップテンポな曲があって、スローテンポのものもあって、
それらで緩急をつけたりストーリーを作る事でライブが飽きない楽しいものになります。
楽曲ジャンルのバランスが大事になってくるんですね。

I'm Glad To See Youの次に作ったスローテンポの曲がこちら。
実は2週間にわたる北海道ツアーで感じた「家にかえりたい」という気持ちを曲にしたもの。
若干のホームシックになったことで、家の大切さあたたかさを知りましたね。

いつかはTuck&Pattiさんのように世界中を旅しながら演奏してまわりたいと
若い頃は夢見ていたのですが、あの生活は肉体的だけでなく精神的にも大変なんですね。
それを何十年と続けているTuck&Pattiさんの強靭な精神力には頭が下がります。
いまの僕はモノ作り中心なのでスタジオワークメインですが、
またいつか時が来たらライブツアーの旅に出る生活にも再挑戦したいですね。
いまはそれにむけて鍛錬あるのみです!

2013/07/10

仕事中のBGMプレイリストつくりました!


Acousphere奥沢です!
僕らがDellaに所属していたときに制作したCDコンセプトアルバム「家カフェ Terrace」の音源に、
Acousphereカフェの映像をマッシュアップしたBGM動画を制作しました!
美しいカフェの風景とちょっとした小物、ときおり僕らの愛用する楽器も登場します。
その動画集をまとめて連続再生できるプレイリストとしてこちらに貼っておきましたので、
ぜひおうちでのくつろぎタイムのBGMやカフェ営業中のBGMなどにお使いくださいね。
現在あたらしい作品もAcousphere Recordの弟子達と一緒にたくさん作っています。
今後もAcousphereとその仲間の音楽家達への応援をよろしくお願い致します!

バークリー音楽院ではじめて弾いた「James」の想い出。


こちらの映像で演奏している楽曲「James」。
ジャズのスタンダード曲ではないし、有名なポップスでもない。
でも僕らボストン周り出身のギタリストにとっては
それがPat Methenyの作品であるということで常に憧れの対象の楽曲である。

この曲を演奏したはじめてはバークリー音楽院での発表会だった。
1年生、最初にギターラボで面倒見てくださった先生はNorman Zoccher氏。
John ScofieldとDiminished Scaleをこよなく愛し、
腰まで下がったジーンズがトレードマークのボストニアンだった。

最初の学期の成果発表会として彼はライブを用意してくれた。
いつもの教室の机を一方に積み上げて、勉強椅子を並べて客席をつくった。
観客は他のクラスの友達を僕らが声をかけて集めた。
みんな仲間がどんな演奏するのか興味津々で集まりが良く、
あっという間に狭い教室は満員御礼だった。

当時僕はベース(Chapman Stick)も弾いていたので、
最初の楽曲はベーシストとして参加した。
みんなギタリストのクラスだったからベースを弾きたい人はいない。
こんな時はいつもボランティアを買ってでた。
できるだけたくさんのセッションに参加して経験を積みたかった。

2曲目がJamesだった。
この時はNormanがベースを弾いてくれたおかげで僕もギターだ参加できた。
今おもえばそれは僕への配慮だったのかもしれない。
ギターの成果も披露したいだろう、弾きなさい、と。

僕は当時のメインだったGodin Midi Classicにギターシンセをつないだセット。
アドリブの前半はGodinのナチュラルトーンで演奏し、
後半はPat Methenyのフレージングをなるべくイメージしながら
GR Leadの音色を1オクターブペダルで上げて熱く弾きまくった。
演奏は成功し拍手喝采だった。

23歳、音楽を学びたい一心で留学した僕だったが、
ひょっとしたら演奏で身をたてられるのかもしれない、
だってこんなに喜んでもらえてるのだから、と自信を深めた瞬間。
様々なそういった感動体験が今の僕を形作っている。

そんな大切な楽曲「James」とは、あれいらい旧知の仲だ。
そしてまだまだこれからも仲良くしてゆくことになると思う。

一子相伝!


深夜2:30、ようやく作業終了。
今日は朝から弟子の麻生くんとふたりしてミックス作業に専念した。
そろそろ僕の後継者として、同じようなマスタリングスキルをつけてもらうのが狙いだ。
基本、麻生くんに機材はいじってもらい、僕は隣で音をききながら指示をする。
まるで有名なBeatlesのエンジニア、ジョージ マーティンにでもなったかのようなスタイルだ。
こうなったらマスタリングルームを再度デザインし直して、真ん中にイームズチェアでも置こうか。

それはさておき、麻生くん。
実に吸収が早い。
驚くほど全てのインフォメーションを残さず、瞬時に吸収し、
そして次には手探りでも使うようにしてゆく姿勢。
そういう彼をみていると逸材だなあと感心する。
師匠としてもこんなに嬉しい弟子はいない。
おかげで伝える事、教える事がとても楽しい。

本当は弟子全員に同時にレクチャーしたい気持ちもあるが、
それでは情報の伝わり方が緩慢になる。
免許皆伝となるであろう大切なInformationはマンツーマンでなくてはできない。
そして気持ちとしては「一子相伝」くらいの真剣さと情熱がこちらにも必要だと思う。
まず、麻生くんにマスタリングの技術をしっかり伝えたあと、
次の一子相伝がはじまると思う。
他の弟子の方々も楽しみにまっていてほしい。

ただ、教える時は厳しいので覚悟するように。

2013/07/09

レコーディングという座禅。自問自答する時間。


8/12のAcousphere Recordアーティストによるライブイベント。
その日にリリースするCD音源のマスタリング作業を毎日行っている。

各アーティストが提出してくれた音源を音色補正して、より良いものに仕上げる作業だが、
機材も環境も、ノウハウも違う状態で録音された音は実にまちまちで、
その都度、問題の解決方法が違ってくる。

「良い音とはなにか?」「良い音楽とは何か?」を自問自答している毎日。
これほど勉強になり、修練になる時間もそうそうない。
まるで「禅の修行」のようだ。

大切なのは「なぜそうするのか」ということだと思う。
全てのミックステクニックには明確に意味がある。
大事なのはエンジニアリングを行う者がそれを知っていること、
コンセプト、更にはフィロソフィーとして持っているということだ。

手順として、または知識としてテクニックを使うのは簡単だ。
しかし、全てのトラックにコンプをかければ良いものではない。
適用した方がいい時もあるし、悪いときもある。
または適用せざるを得ない場合だってある。
要は毎回作業を行うときに自問自答することだ。

今マスタリング作業をしている音源にも様々な問題がある。
その問題を解決するためにパーカッションをオーバーダブしたり、
何回も音色補正を行ったりしている。
そうやって問題と取り組んで長い時間音源と格闘した結果、
どうやらパーカッションは無い方がいいことがわかってきた。

僕のオーバーダブは徒労に終わったかもしれないが、
またひとつ大切なノウハウとフィロソフィーを得る事ができた。
そのノウハウについてはまたいずれ説明出来る時に。

2013/07/08

音源制作中!

Jiguの音源にコンガをオーバーダブしています!
がんばるぞ!

Acousphere清水によるソロギター映像を紹介します!


Acousphereの懐かしいライブ、今回は清水くんのソロギターパフォーマンスを紹介します。
こちらの映像のアレンジメントは僕らの憧れのギタリストのひとり、ウォルフガング ムースピールさん編曲によるBeatlesのナンバー「All My Loving」です。
超前衛的なコンテンポラリーギタリストのムースピールアレンジとあって、かなり尖った演奏になっています。
もう原曲のメロディがどこにあるんだか、なぜこういったコード進行にになっているのか、コピーした今になってもいまだに謎。
でもまずはゆっくりコピーして、仮説をたててアプローチの分析を繰り返さないといつまでも理解できません。
そのためにも演奏する事が大事だと僕は考えています。
清水くんもこの楽曲を演奏するようになって、ぐっとアプローチの種類が増え、また演奏が魅力的になったのを思い出します。
学ぶ事は作る事と同じか、それ以上に大事なことだと思います。
僕の場合、勉学の方が作品づくりよりも多く時間をつかっているせいで、寡作になってしまうというデメリットもあるんですが、
音楽の魅力を解き明かして、少しでも良い音楽家になりたいと思います。
今日も時間をみつけて、何かしら勉強もしようかな。
8/12のモーションブルーライブまでにいろいろ磨いておきたいと思います!

2013/07/07

明け渡すこと。開拓すること。代謝するということ。

今日の発表会を調理場から眺めていた。
弟子達の上達ぶりがすごい。
ここ1年で彼らはぐっと巧くなり、説得力、求心力が演奏から出て来た。

井上くんの伴奏は更にリズムが安定して来て安心感がある。
林本くんはメロディを弾く音自体が太く、伸びやかになってきた。
池田くんは音の密度が更に濃くなって、弾き始めると周りの人が息をのむようになった。
麻生くんはもともとの巧さに加えて人をケアし対比して弾く事ができてきた。
本当に全員がすでに「才能あるアーティスト」に変貌していた。

これほど嬉しい事はない。
心から嬉しく思い、頼もしく感じ、
同時に、彼らがメインになる時代がきたなと感じた。
もっともっと彼らを紹介し、押し立ててゆかないといけない。
それも僕の大事な仕事になってきたということだ。

もうひとつ何となく啓示のように思ったことがある。
もうすでに僕はこの場所の住人ではなく、
新しい土地を求めて模索し旅立たなくてはならないということ。

もしもいまだに僕が彼らと同じライフスタイルの場所に留まろうとしていたら、
彼らにとっては邪魔者でしかないだろうし、僕も進歩しなかっただろう。
ただでさえ新陳代謝の少ない小さな音楽業界だ。
都内のライブハウスは小さな箱に鞍替えした先輩ミュージシャンのブッキングが水面を覆い尽くしている。
酸欠になった水中では新しい生命は育まれず、誰も音楽業界に夢を持たなくなっている。
「プロミュージシャンを目指している」という生徒さんにとんと出会わなくなって久しいのも、
構造的な新陳代謝の悪さに原因があると思う。

3年前に僕と清水くんはこれまでのライフスタイル、ビジネスモデルと決別した。
それまで積み上げてきたものを手放し、新しい畑を耕そう、野菜が育つかわからないけれども。
そんな決断だったし、悩み抜いて大変な決断をしたと今は思う。
僕らのいなくなった後の肥沃な大地で、今弟子達が大輪の花を咲かそうとしている。
こんなにうれしいことはない。
次は僕の番だ。
新しいライフスタイルを模索するのだ。

まだ自分の次のライフスタイルがどんなものなのかは半分くらいしか理解できていないが、
この3年でおぼろげながら見えて来た世界があるように思っている。
それは身近に見て来た先輩ミュージシャンや仕事仲間の足跡とも違い、
メジャーやインディーズレーベルで培ってきたビジネス論とも違う。
そして敬愛するタック&パティさんが歩んで来た道とも違うようだ。

もはや自分の歩く先に「お手本」がいない。
そんな世界が霧のように立ちこめている。
でも、そこを進まねばならない。
いつかやってくるであろう「弟子達の弟子」が酸欠にならないように。
僕が代謝を促して行かなくてはいけないんだ。

発表会&パーティ終了!ありがとうございました!

Acousphere奥沢です!
今年の夏の部のアコースフィアギタースクール発表会、無事おえることができました。
これも演奏を練習し、暑い中あつまってくださったみなさんと、
そこまでの道のりをデザインしてくれた弟子達のおかげと感謝しております。
今日、あつまってくださったみなさんありがとうございました!

どの生徒さんも音楽やウクレレ、ギターに対する熱い気持ちをもった方々で、
何を話していても楽しかったです。
途中香川のうどん巡礼の話などで盛り上がったりと、今日は僕自身も調理だけでなく、
会話を楽しむ余裕があって楽しめました。
次回はもう少し涼しくて気候の良い時にと思います!

今日はありがとうございました!

Hot StuffとFantasyをリミックスしてギターデュオで弾いてみた!


Acousphere奥沢です!
昔なつかしいAcousphere Live映像を編集してYouTubeにアップロードしていますが、今回もめずらしい演奏を紹介します!
こちらは2006年に青山のライブハウスでドナ サマーのディスコクラシックの名曲「Hot Stuff」のアコースフィアバージョンを演奏した動画です。
がしかし、イントロを聴くと別の曲のフレーズが聞こえてきます。
これはEarth Wind & Fireのこれまた名曲「宇宙のファンタジー」の有名なリフなんですね。
実はそのふたつの楽曲をふたりでリミックスして演奏してるという乙な作品なんです。
そのうえ清水くんのアドリブソロパートがはじめると曲調がまたまたがらっと変わります。
そこから先はフラメンコギターのテイストを僕らなりに取り入れた演奏で、とくに清水くんはその為だけにPaco De Luciaのフラメンコギターを分析して挑むという懲りよう。
本当にあのころのアコースフィアは時間もエネルギーもアイデアもいっぱいあって、詰め込んでいたんだなあと感動しますね。
これからもあの頃のエネルギーを上回る創作活動ができるようにがんばりたいと思いますが、まずは体調回復が優先かなあ。うむむ。
それではそのあたりのポイントを楽しみながらぜひご覧になってみてくださいね!

横浜の夜景をみてきました。

久しぶりに横浜まで思い立ってドライブ。
痛風発作に見舞われ足首の痛みに悩まされた二ヶ月を過ごし、 今日ようやく勇気を出して車の運転に復帰しました。
多少の違和感があるものの、痛みにまでは発展せずなんとかドライブ復帰!
本当に嬉しくて、なぜか心にしみるドライブとなりました。
あたりまえのことができない生活っていうのは辛いものですね。
当たり前のことがようやくできるようになってきてはじめて、 普通に生きる事ができることが如何に幸せなことかを痛感します。
多くを望まなくてもいいから、普通にしあわせでいたいですね。
さあ、明日はアコースフィアギタースクールの発表会&パーティです。
朝から仕込みが忙しくなるぞー! がんばろう!

2013/07/06

スタバ!

すっごい久しぶりに荻窪スタバ。
弟子の池田くんと仕事のアドバイス会議です。
メモをとる池田くんとココア。

モーガンの三輪自動車!かっこいい!

車の情報を集めるのが好きで、インターネットで調べていたらこんな素敵な車を発見しました!
イギリスの「モーガン」というブランドが先ほど復活させた伝説の三輪自動車「スリーホイーラー」というそうです。
もう理屈抜きに写真見てしびれました。
か、かっこいい!
楽しそう!
絶対おもしろいに決まってます!
バイクのような接地面の少ない細いタイヤでこの軽い車体。
そこかしこでドリフトのような感覚を味わえるんでしょうね〜。
いやあ、ため息がでるほど美しいなあ。
いいなあ。

2013/07/04

「愛のコリーダ」Acousphere Version!そしてアレンジの秘密。


Acousphere奥沢です!
2006年12月のライブ映像から今度は「愛のコリーダ」のアコースフィアバージョンをお届けします。
この楽曲は僕らAcousphereがエイベックスよりメジャーデビューするときのアルバム「Love Guitar」のためにアレンジしたものです。
当時のプロデューサーさんから「ギター2本だけでダンスミュージックに挑戦しよう!」というアイデアを受け取り、それは誰も挑戦したことのない画期的な企画だと清水くんと一緒に興奮したのを今でも覚えていますね。
それまでTuck Andressさん譲りのアプローチは多少理解していたものの、まだまだメインがジャズだったのでそのテクニックをダンスミュージックに移植できるのかはなはだ疑問でした。
現に最初の3曲くらいまではえらくアレンジを作るのに苦労したのを覚えています。
愛のコリーダはその3曲目くらいに思いついたアレンジで、原曲の冒頭のリフをハーモニクスだけで弾ける事を発見したときは自分でも驚きましたね。
(そういう感動、そういえば忘れていたなあ)
実はAcousphereの演奏はとてつもなく面白い解釈と発見とテクニックが詰め込まれているイノベーティブな音楽なんですが、多少はこういうことを語らないと、演奏だけでは伝わらないかもしれませんね。
これからは演奏を振り返りつつ、もう少しアレンジの見せ場等も伝えて行きたいと思いますね。
この文章を読みつつ上の動画をご覧いただければ幸いです!

僕のレコーディングの手順を説明します!

Acousphere奥沢です。
ただいま僕はレコーディング作品を作る作業をしています。
このサイトを見てくださる人の中にも自分の音楽作品をレコーディングしたい、そしてYouTubeやiTunesを通してたくさんの人に聞いてほしいと思っている方がいるのではないでしょうか。
でもレコーディング作業なんてどうやっていいのか、何が必要でどんな手順なのか見当もつかないかもしれません。
確かに非常に長い作業工程が必要になるんですが、今回はなるべくシンプルにどのような工程でできあがってゆくのかを時系列順に説明してゆきたいと思います。
みなさんのレコーディングや音源リリースのお力になれればと思います!

「下準備」
ものすごく当たり前の事ではありますが、まずレコーディングする曲の準備をしないといけません。
編曲も練習もしないでいきなりレコーディングはできませんよね。
僕の場合はこの段階で以下のようなチェックポイントを気にかけています。
・どんな楽曲を題材にするのか、作曲するのか考える。
・どのようなアレンジを加えたら自分らしい、新しい音源になるか考える。
・その曲を通してどういうメッセージを伝えたいのか考える。
・アレンジする上、演奏する上で自分にとって新しい理論やテクニックを入れる。
・とにかくたくさん練習してレコーディングに備える。

「プリプロを作る」
プリプロとはPre Productionの略で、本当のレコーディングに入る前に録音するアイデアをスケッチしたような音源の事をいいます。
演奏は粗くてもいいですし、音色もきれいでなくて構いません。
とにかく頭のなかにあるアイデアを現実に音楽作品として仮組してみて、リスナーとして客観的に判断します。
この作業の中でアレンジの無理など問題点が浮かび上がってきたり、またアレンジの面白い所、新しいアイデアなどに出会えたりします。
本番のレコーディングよりもクリエイティビティの根幹に関わる最も大事な工程がこのプリプロ制作だと僕は思います。
弟子の音源をプロデュースするときもこの段階から関わるようにしていますし、一番時間がかかり根気がいる作業なんですね。

「集音」
いよいよ本番です!
この作業からは実はあまり大変ではなくなってきます。
プリプロを作る段階でどんな演奏をするべきかはハッキリしていますし、練習も十分できていますよね。
集音作業でのポイントは「良い音を録る」という事に尽きます!
良い音のチェックポイントは以下になります。
・大きい音量で録れていてノイズが少ない音。
・楽器や歌声に無理な負担のかかっていない伸びやかな音。
・予期せぬ楽器や録音部屋のハーモニクス成分のない音。
・優れたイントネーション、アーティキュレーションで演奏されている音。
・楽曲やリズムを正確に捉えた上で自分の解釈を加えた音色とリズミックアプローチ。
・心のこもった演奏の音。

「トラックダウン」
集音した全ての音をひとつの音楽としてまとめあげてゆく作業がこのトラックダウン、通称TD(ティーディー)です。
通常楽器の音を録音して音量を揃えるだけでは作品は完成しません。
演奏内容が聞こえやすくしたり、リスナーに聞きやすくするためには音にお化粧を施さなくてはならないのです。
しかもしの作業をスタジオにこもって一人で自問自答しながら繰り返してゆくので、ある意味このTDが一番骨が折れる作業かもしれませんね。 TDで僕が行う作業を手順にそって箇条書きします。
・音源をEQでフラット化する。聴覚で確認するのが基本だが周波数アナライザーやRefference音源のEQカーブと見比べたり多角的に分析する。
・コンプレッションをかけて演奏を聴きやすくコントロールする。かけない音源もある。
・リバーブを音源毎に適量と思う量だけかけてゆく。この段階では全体像は考えない。
・リバーブ音自体に対するEQもしておく。Low FilterとHigh Filter。
・個別に音色補正が完成した音源をミックスしてゆく。音量調整とPan設定。
・ヘッドホンでモニターして音圧が左右の耳均等にかかるようにする。
・Two Mix状態のファイルに書き出す。このときに16bit44.1kHzにコンバートする。

「エディティング」
TDを終えるとようやく「演奏」から「作品」へと音源が変化します。
同時にそれまではうまく絡み合っていた演奏の聞こえ方も変わり、補正が必要になってきます。
そこで必要になるのがこのEditingです。
音源毎に再生のタイミングを調整したり、あっていないピッチを補正したりします。
この作業も音源をより素晴らしいものに仕上げて行くのに大きな役割を果たします。

「マスタリング」
解像度の高い個別の再生であったプロジェクトファイルを抜けて、LRにふられたTwo Mix音源に書き出したあと、その結果として出来た歪みをただす作業がマスタリングです。
基本的には若干のEQとアルバムに同時に収録される他の音源との音量調整を行います。
とても繊細な作業になりますが、この段階で補正できることには限界がありますので、大きな問題を感じた場合はTDのプロジェクトまで逆戻りします。
そういう理由もあって僕の場合はメジャーレーベルでの仕事においてもマスタリングスタジオに入る前に自分でマスタリングを終えて、その音源を提出していました。
僕の行うマスタリングの作業は以下!
・新しいLogicのプロジェクトファイルに出来た音源とRefference音源を吸い上げて比較する。
・自分が理想と思う音源と同程度の再生音量になるように音量を調整する。低い音域、高い音域、メイン楽器の音量などに留意しながら音量を揃えて行く。
・思った音量がとれない場合はLimiterやCompressorをつかう。
・EQカーブをReferenceを参考に揃えて行く。
・再度Two Mix、16bit、44.1kHzのサイズでエクスポートして終了!

いかがでしたでしょうか?
結構長い工程が必要だということがわかったと思うのですが、できるだけシンプルに説明したつもりです。
作業内容としてはこのままやれば良いだけなので、みなさんもこれらのチェックポイントに留意しながら作業を行えば音源が見違えるほどゴージャスになります。
確かにそれを遂行するには微細な音を聞き取れる高度なリスニング能力が必要になってきますし、その能力を開発するためのプログラムは別物かもしれません。
でも見よう見まねでもこの作業と向かい合い、「良い音とは何か?」という問いかけを自分に対して行う事が大事だと僕は考えます。
ハードルの高い作業ではありますが、ぜひこの記事を参考にみなさんもやってみてください!
だれでもiTunesから簡単に音楽を全世界配信できる時代ですから素晴らしい音楽を自身の手で発表していってくださいね!
もっと詳しい手順が知りたい人はAcousphere Guitar Schoolにもお越し下さい!
http://acousphereguitarschool.blogspot.jp/

2013/07/03

更に映像をアップロードいたしました!


Acousphere奥沢です!
本日二本目の動画アップロード、2006年の南青山でのワンマンライブの模様から、Jamiroquaiの楽曲Virtual Insanityの演奏をお届けします!
まだ自分が音楽家を志すよりも前、いち音楽ファンであったころにこの曲とミュージックビデオに出会いました。
踊りの振り付けも映像も斬新で、それよりなにより音楽がかっこよかった!
それ以来ずっとJamiroquaiサウンドのファンでいたのですが、年月を経て自分が演奏できるようになるとは。
本当に音楽の勉強をしてきてよかったです!
オリジナルのアレンジはピアノで和音を奏でるのですが、ピアノっぽい音の出方を模索してピッキングハーモニクスで僕は演奏しています。
そのあたりに着目しながら映像を見ていただければと思います!

映像アップ!


懐かしいAcousphereのライブ映像をYouTubeにアップロードしました!
清水くんが今は手放してしまったワインレッドのGibsonのES-335を弾きまくってEarth Wind & Fireの名曲Boogie Wonderlandを演奏している模様です!
今となっては再現不可能なあの時だけの貴重な映像なんですねえ。
このシリーズの編集をしてるとメランコリックになってしまいますが、これまでの軌跡を残すべくすべての映像をアップしてゆこうと思います!

2013/07/02

カレー!

母と弟子のはやしもとくんが休日を返上してアコースフィアカフェの新メニューを考案中。
今度の新作はカレーランチ!
二年ほど前に僕と母のふたりで営業していたころの懐かしいメニューです。
二年ぶりの復活へむけて始動!
いやあ、楽しみだなあ。

ギターレッスンの記事をアップしました!

Acousphere奥沢です!
ギターレッスンのサイトを更新しました。
フィンガーピッキングで弾く際の弦に対しての指のPlacingについての考察を掲載しました。
いくつかのバリエーションがあるのですが、自分にとっての基本となるひとつを見つけ、決めておくとギター演奏の上達は早くなるのではないかと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。



Jigu音源マスタリング。

やっとクリエイティブな作業に集中できるほど体力が回復してきた。
マスタリングルームに籠って止まっていたマスタリング作業に復帰した。
8/12のMotion Blueでのアコースフィアレコードライブでリリースする予定の音源たちの音色補正作業。
やっぱりクリエイティブな作業は面白い。

今日はJiguの新作のトラックダウンを中心にやっている。
いただいた全てのトラックをMacに吸い上げ、Logicに並べる。
五つのボーカルトラックとひとつのギタートラック。
まずはギタートラックの音色補正からスタートだ。

僕らのレーベルの音楽ではギターが要になることが多い。
なのでギタートラックの出来の善し悪しが大事になる。
当然ギターの音色補正作業が最初のタスクだ。

ギターをどのように補正すれば良い音になるのかはサウンドエンジニアによってまちまちの価値観があると思うが、僕の場合は「フラット化する」のが重要だと考えている。
音色をフラットにするというのはなんとなく言葉の響きから没個性にするというようなイメージをもたれるかもしれないがその逆だ。
音源をフラット化し、全ての周波数からの再生を均一化することで、その音源ソースから発音された全ての情報が伝わるようになる。
結果個々の楽器の音色の違い、演奏者のスキルなどもちゃんと聞こえるようになる。

音がフラット化されるとたいていの場合はそれだけで素晴らしい出来上がりになるが、時折テイストとして偏りが必要に感じる時がある。
そんな時はフラットにしたEQを緩めて原音に戻す方向でテイストを付加してゆくのが僕の流儀だ。
今回のJiguのギタートラックもそんな感じだった。
300Hzを中心に100から500Hzあたりを浅くカットしてフラットになった。
聞きやすいしバランスは抜群だが、これまでのパッシブピックアップで作り上げてきたJiguサウンドに比べるとクッキリしすぎている。
-4dbを緩めて-2dbへ。
だいぶんウォームな音色に戻って音源の印象があたたかくなった。

リバーブとコンプレッションもかけてギターの音色はひとまず完成した。
スタジオのモニターで繰り返しリスニングしているが、伴奏トラックだけで作品として完成してるレベルにすでになっている。
この後の作業も楽しみだ。