2013/02/28

良い音を生み出す平均化装置。

レコーディングに盛り上がっているここ最近のAcousphere Studio。
弟子たちともミックスやマスタリング、アレンジの話に花が咲く。
その中でよくでてくるワード「良い音」。
だがなかなか定義がはっきりしないと思う。
個人の主観できまるものだろうと思っている人もいると思うので否定はできないが、
絶対的に良い音があるとすればそれは「フラット」な音色だと僕は思う。

なぜフラットな音色がイコール良い音かというと、その状態だと演奏の全ての情報が伝わるからだ。
たとえばギターの場合、でてくる音色は多種多様でベースのように低い音から女性ボーカルのファルセットのような高い音まで出る。
シンバルのような更に高い音も出るし、音程に感じない空気圧そのものの音も出ている。
それら全ての成分が聞く人に届く状態をフラットと言う。
もしも何かの成分が大きくて何かが小さいと演奏の全てが伝達されない。
たとえばメロディはよく聞こえてくるけれどベース音が聞き取れなくて不安定に聞こえる、なんていう状態が起こる。
演奏の良し悪しではなくEQひとつでそうなってしまうのが怖いところ。
言い換えればEQひとつでその演奏トラックを良くも悪くもできるということだ。

しかしフラットな設定にすることができればまずは安心だ。
なぜなら全ての成分がちゃんと届いているからだ。
そしてそういうフラットな音色設定はフィードバックにも強く、ステージでも重宝する。

レコーディング作品を作っている間のEQでは、音源にあわせてフラットを崩すことも時折あるが、それでもまずフラット化する所からはじまる。
そのくらいフラットな設定というのは大切で、基本、礎になる状態だと思うし、そして最上の音色の状態でもあると思う。

そういえばEQ、つまりイコライジングは英語で書くとEqualizingとなる。
意味は「Equal=等しい」「ing=状態にする」となる。
イコライジングは音色補正ではなく「平均化」が正しい。
イコライザーは「音色平均化装置」という名称だ。
あえて日本語で堅苦しく呼ぶことで、本来の目的とその状態を目指すことの大切さを教えてくれるかもしれない。

平均化したらギター毎の音色の差がなくなってしまうのでは?と聞かれたこともあるがそれはない。
それぞれの違った音色のギターを平均化するのだから持ち味はなくならない。
かえって平均化することで個体差がはっきりと浮かび上がってくる。
そのギターだけがもつ固有の響きも含めて、全ての情報がさらされるからだ。

2013/02/27

アルペジオがセンスを無効化する。

アドリブメロディを弾く時、どのようなラインを弾くかによって演奏者のセンスが問われる。
センス、つまり演奏者の「美意識」が問題になるので、演奏者はその責任を背負って必死に良いメロディ、美しいメロディを作曲しようと気負う。
そのくらい気負ってしまうのも当たり前だと思う。
なにせ自分自身の深くにある美醜の感覚を測られるというのは人格をみられるようなもの。
それで気負わない人はいないと思う。
気負うからこそアドリブはシリアスになり、聞く人をくつろがせないImprovisationという芸術に成る。
それはそれで素晴らしいかもしれないが、僕はもっと楽しく、気軽に「アドリブ」したいとも思う。
Wes Montgomeryの演奏から感じ取れるあの楽しげなアドリブが僕には必要だ。

美しいメロディの定義は簡単だ。
コードのInformationをContainするメロディであり、アイデンティカルなもの、つまりは歌いやすいものだ。
それを簡単に引き出せるコンセプトはChord Tone Improvisation、つまりアルペジオだろう。
指定されたコードがあり、それに沿ったメロディはそのコードトーンを強調したものだ。
アルペジオを弾いている限り適さない音は一つも弾ける可能性がない。
コードトーンに解決さえしていればスケールワイズな音でないクロマティックな音もいくらでも利用できるようになる。
アルペジオの前においてはスケールという概念までも弱体化し、それを無視しても美しいメロディ、Reasonableなメロディが大量に自動生成される。
「美しい=アルペジオ」といっても過言ではない。

僕は今、メロディのイメージを頭で描かないアドリブを研究し練習している。
長年歌うようにしてImprovisationしてきた身には骨の折れる作業だったが、できるようになってくると面白い。
フレーズは手元から自動生成されてくる。
しかも的を得ていてリーズナブルな響きのものばかりが生成されてくるので、美しくない時間がない。
かっこ悪く弾くことが困難だとも言えるくらい、常に一定以上の美しさというクオリティを維持してくれる。
音高を追う必要がなくなるのでアドリブ中のリズム表現が格段にあがる。
レイドバックせずにライトでタイトなタイミングで発音できるようになる。
しかもアドリブ中にだ。
アドリブは作曲ではなくなり、実験になってくる。
リスナーと同じくらい演奏者も客観的に音を楽しめるようになってくるその時、気負いが全くなくなっている自分に気がつく。

アルペジオ中心主義の有用性はまだまだ書ききれないが、初心者のギターImproviserにとってはこのコンセプトの方がしっくりくると思っている。
アルペジオがセンスを無効化し、美しいメロディを教えてくれる。

2013/02/25

一日のJobを書き出してみた。

今日もとても長い一日でした。
起床してすぐAcousphere Cafeに出勤。
お店のランチを購入し弟子も一緒に会食しながら打ち合わせ。
カフェを閉店したら家具を片付けてクリニックモードへ模様替え。
アンプを用意してデモ演奏のリハーサルとクリニック手順の確認。
クリニックスタートとその後の指導。
終了後は弟子とねぎらいのオヤツタイム、そして大掃除と模様替え。
食べられなかった昼食を済ますために荻窪ルクールピューへ。
カフェに戻ってすぐにギターレッスンスタート。
レッスン終了後、また弟子が集って情報交換会。
終電に間に合いそうにない弟子がいたので三鷹までコーチメンでドライブ。
帰りに給油し今度はスタジオへ。
スタジオではSonascribeのふたりがリハーサル中。
ギターの音色を聞かせてもらって調整しEQを指南、ピックアップの選定に協力。
カフェに戻って空腹だったのでやきそば。
やきそば食べながら急ぎのメールを返信。
最後にブログ更新。
おっとその前にモナの散歩もいきましたなあ。

文字に起こしてみると本当にたくさん働いているんだなあ。
少しだけ誇らしい気持ちになってしまうのは日本人気質?
明日はのんびりする予定です!

2013/02/24

一日の終わりに!

ウクレレクリニックを終え、ギターレッスンやレコーディングを終えて弟子たちがAcousphere Cafeに集合して情報交換会。
今夜の議題は次のコンピレーションCDの楽曲アレンジについて。
4月1日の締め切りにむけて各アーティストともにモチベーションあげて頑張っています。
ちなみに僕は昨日伴奏を取り終えて次の曲へ!
それを聞いた弟子たちは焦りはじめていますが、まだ一ヶ月以上時間あるのでギリギリまで良いアレンジメントを模索してほしいと思います!

2013/02/23

ギター馬鹿。

いまさっきギターレッスン終了しました!
ちょっと計算してみたら今日は九時間ギター弾きっぱなしでした。
「ギター馬鹿」という称号にふさわしいかと。
そりゃあ上手くなる訳だ。

できた!

レコーディング!
ギター録音、伴奏パートおおよそ完了!
ひさしぶりの高い集中力でした。
よしっ!

レコーディング!

今日も昨日に引き続きレコーディングです。
新しく購入したギターをはじめて使って録音してるのですが、素晴らしい弾き心地とサウンド!
近々ブログで紹介しようと思うのですが、ソルアネモというブランドの手工ギターです!
弾きての感覚に応えてくれる素晴らしいギターです!

クラーク ケントに学ぶ職人気質。

今日、一日中レコーディングをしていて気がついた。
いい仕事がしたければ、ギタリストにもユニフォームが必要だ。

今日の僕はいつもと同じスラックスにタートルネックセーター、ジャケットというコーディネイト。
買い物にゆく、ギターレッスンをする、カフェにご飯にゆく、ならそれでも良いと思う。
しかしギタリストとしてミュージシャンとして「レコーディング」という専門的な作業をする職人ならば今日の装いは間違いだろう。
ジャケットは動きにくくてパーカッション録音の度に脱いだり着たり。
起毛した素材のセーターは確かに温かいが、ギターを抱えると滑って弾きにくい時もある。
化繊のフリースは帯電しやすくてこの時期は誘導ノイズの原因にもなる。
コンガを叩く時は腕まくりをしたいが、セーターだと演奏中に袖が戻ってきてしまい、結果手とコンガの間にはいってクッションになってしまい、大きなベース音が出なくなったりもした。
とてもプロが専門的な作業に向かう状態ではなかったと反省している。

あのクラーク ケントだって、スーパーマンになって空を飛ぶ時はきちんと着替えている。
サラリーマン姿のままでもその力を行使できるはずなのに。
いや、きっとプロとして仕事をするために動きやすいユニフォームが必要なんだ。
そしてモチベーションを上げるためのマントも、責任の所在を表すための「S」のエンブレムも。
彼は本当のプロなんだということ、いまはじめて痛感する。
僕も真面目に改めて見習うべきだと感じている。

大真面目に、ギタリストとして音源制作に向かう時に必要なユニフォームはどうするべきか。
いくつか箇条書きしてみよう。

・折り返したらそのままの状態の袖。
・セーターよりもシャツ的なもの。
・フリースは帯電するのでNG。
・機能性を重視した服装。
・寒さと動きやすさ対策。
・モンベルなどのブランドが良さそう。
・腕が動きやすい状態で体幹を温めるためにベスト。
・できれば肩こり対策に軽いもの。ダウンベスト。
・首回りも温めて風邪対策できるハイネックのもの。
・下着は保温性が高くて伸縮性よいもの。
・七分袖くらいのものが良いかも。
・衣擦れの音が入らないような繊維。
・ギターが滑らない素材のズボン。
・保温性が高い靴下。
・モチベーションの上がるカラー。赤やオレンジ、ブルーなど。


以上が今おもいつくユニフォームの要件だろう。
これに見合う服を、次のレコーディング開始の前に考えデザインしたい。
ロスやストレスの少ない、より良いレコーディングの為に。

2013/02/22

パーカッショントラック作成中!

スタジオのパーカッション箱の奥からギロが出てきたので練習がてらOverDubしてみています。
重力に逆らった方向でスティックを扱ったほうが僕の場合はリズムがとりやすいことを発見しました。

レコーディング。

パーカッション録音中。
何パターンもとりあえず試して録音しておきます。
どれがいいかはあとで考えよう。

音楽作業スタート!

Acousphere奥沢です!
今日も動画編集作業から一日がスタート。
最近は日課としてやっているのでコツもつかめてきて楽しいです。
ひとまず1ファイルできあがったら今度はレコーディング作業。
今日こそパーカッションをとりおえたい!

2013/02/20

レコーディング!

今日は一日レコーディングDay。
これからコンガパートです。

スチル写真が撮りたい熱。

この数日、以前訪れたイタリアの写真にAcousphere Recordの音源をのせたYouTube動画を制作しています。
YouTubeといえば「動画共有サイト」ですから、動画を掲載するべきと思っていたので、この数年は一眼レフを持って出かけても動画モードでばっかり撮影していました。
でも今回スチル写真をつかった表現でもYouTubeで良い感じになるということがわかって、またスチル写真を撮りたいという熱が再燃してきました。
一枚ずつ丁寧に構図を決めて、素人ながらも露出やシャッタースピードの数値を気にしながら撮影するスチル写真。
いった場所と自分のストーリーを二次元の作品化する瞬間はとっても楽しいもので、写真をはじめたことがきっかけで旅が好きになりましたね。
今年は旅にも出たいし、スチルをいっぱい撮りたい。
動画もやっぱりとりたいから、動画とスチルと、そろそろカメラも二台いるかなあ。
ヤバイ考えが頭をよぎりはじめているので、今日はもう寝ます!
いかん!

夜食!

深夜まで働いたら自分へのご褒美は夜食です!
しかも、できればジャンキーなフードがいいんですよね。
ということで袋麺のやきそば!
素敵な器に盛り付けたらご馳走になりました。
はやしもとくんと一緒にいただきます!
他の弟子のみなさんごめんなさい!

2013/02/19

抹茶!

おいしい抹茶をいただきました!
茶道にも興味あるんですよねえ。
「作法」というアプローチをギターにも取り込めないかなあ。

休日。

母がこれから抹茶をたててくれます。
楽しみ!

2013/02/18

To Guitar Lesson Student

Acousphere奥沢です!
昨日はギターレッスンDayでしたが、アドリブに悩む生徒さんに、
メロディを形作り基礎、アルペジオについて説明していました。
こちらの図面が説明図です。
コードフォーム毎にそのまわりにあるコードトーン(アルペジオ)を覚えておいて、
組み合わせることでコード感のあるメロディをつくることができます。
アルペジオの範囲でそれができるようになった更にスケールを付加することで、
更に華やかでメロディアスなフレーズへと変化します。
とにかくまずはコードフォームとアルペジオをセットで覚えることですね!
生徒さんもがんばってください!

旅立ち。

この数年間、アコースフィアギター教室で共に音楽を学び、
親交をあたためてきた一人のギタリストの方が今日で教室を卒業し、
地元での新たな人生へスタートをきるために旅立ってゆかれました。

音楽だけでなく人生や生きがいについてなどたくさん話してきた方だったので、
いなくなってしまってとても寂しい気持ちではありますが、
新しい生活への旅立ちですから喜んで送り出すべきなんですよね。
ということでレッスン後急遽、高円寺の桃太郎ずしで送別会。
楽しい時間を過ごすことができました。

人生で出会える人の数は有限で、非常に少ない機会しかありません。
だからこそ人物だと思う人とは一期一会で接してゆかなくてはいけないですし、
また別離があっても心まで離れてしまってはいけないと思っています。
その思いさえあれば、また一緒に音楽を奏でる日がくるはず。
仲間たちに仕事としてオファーがもっとできるように、
たくさんの音楽家の作品をスポンサードできるように、
今は自分の仕事に集中して、レーベルを急いで大きくしなくては。

YouTubeに新しくBGM動画をアップロードしました。
ぜひ、今宵もおつきあいいただければと思います。
写真はローマ、フォロロマーノ。
音楽はKaz Simosacoさんによる「I Will」です。

2013/02/17

新しいBGM動画をはじめました。

Acousphere奥沢です。
いましがた今日の全ての業務を終了し、ようやく自宅へ帰還。
残り物のご飯を肴にしながらブログをかいております。
ブログをかかないと一日が終わらないような気がするんですよね。

さて、ギターレッスンをしたあとは札幌からきてる清水くんを囲んで情報交換会。
音楽文化の今など、活発な意見が交わされて楽しい時間でした。
会がお開きになったあと、僕は新しいBGM動画の編集をしてたのですが、
はじめて動画ではなくスチル写真を使って制作してみました。
イメージの中ではパッとしないものになるような気がしていたので、
なんとなく敬遠していたのですが、やっぱり作ってみてから判断するべきでしたね。
これが「とても良い」のです!
できあがってみてビックリしました。
ぜひこのブログを読んだ方はYouTubeにアクセスしてAcousphereで検索して、
「Acousphere Channel」へアクセスして確認してみてください!
素晴らしいBGM動画作品になりましたので!

iMacの大画面で再生しても素敵でしたし、ノートパソコンでも良いと思います。
でも一番なじんでいた素晴らしかったのがiPad!
まるでデジタルフォトフレームのような感じで再生されて、音楽もいい感じに響いて、
作業の時にかけても良し、しっかり見てもよしという感じになってます!
今後はこのシリーズもがんばってゆこうと思います!

写真は何年も前に訪れたイタリアの景色です。
900枚近く撮影してきたので、まだまだ作れそうです!
ぜひご期待ください!

2013/02/16

Guitar Lesson !

今日はギターレッスンの日です。
まず最初はコードのインバージョンの話からスタート。
ドミナントセブンスコードの転回形の図を掲載させていただきます。
生徒さん以外の方もぜひお役だてください!

2013/02/15

New Start!

新しいサウンドインターフェイスを今日から本格始動です!
まだ説明書よみながら勉強中。
説明書が英語で難儀しております!

もりあがってしまって気がつけば夜明け。

Acousphere奥沢です。
ただいま深夜4:28。
こんな時間まで何をしていたかというと、弟子の麻生くんと一緒にずーっとギターを弾いていました。
時間を忘れてギターに没頭する、という弾き方は久しぶりで、時計をみてびっくりして辞めてきたところ。
やっぱり本気になって弾くギターは楽しいですね。
麻生くんもギタリスト、ウクレレプレイヤーとして大きくなりました。
同じ感覚を共有して演奏をできるので一緒に弾いていて楽しいですね。

今日は麻生くんの新しいレコーディング作品のアレンジをしながらセッションでした。
考えてはちょっとだけ練習して二人であわせてみるという繰り返しでしたが、
結構以心伝心できてアレンジがしっくりまとまってきました。
楽曲はバングルス往年のヒット曲「Manic Monday」です。
冒頭のリフを僕がギターで伴奏と共に弾くアレンジが難しかったですが、結果よい弾き方をみつけることもできて良いアレンジになりました。
麻生くんのメロディ演奏も良い形でまとまったので次は即興演奏部分のコンセプト設定です。
また明日、ギターレッスンの合間をみて作業をすすめようと思います。
その前に新しいギターの弦も交換してレコーディングモードにしなくては。
新しいギターについての紹介の記事はまた後日書きますが、素晴らしいギターに巡り会いました、とまず報告させていただきます。

それではまた明日!

2013/02/14

うどん!

武蔵境の丸亀製麺にきてしまいました!
うどんうまい!

2013/02/12

ギターの弦高セッティングの指標にしてること。

本日は一日、家族のケアと料理で一日が終了した。
たまにはこんな日があっても良いかなと頭では思いつつも、音楽好きとしてはギターが弾けなかったことを少しだけストレスにも感じる。
こういう時は音楽的なブログを書いて発散させるのが最良の策。
ということで音楽の話を。

今日はギターの弦高セッティングについて。

よく「ギターの弦高は何ミリになってますか?」という質問を聞く。
その都度だいたいこのくらいだよと答えてはいますが、握力の個人差などもあるので物理的な弦高の数値は役に立たないとも説明している。
なので個人個人にあった、ギターの個体にあったセッティングを施さねばならない。
問題は何を指標にすればよいのかということだ。

ギターが生音でいい音に鳴って、大きな音量で張りもあるサウンドというのが目標ならば弦高は高い方がいいと思う(常識的な範囲で。高すぎると指に食い込んで鳴らなくなるので)。
でももちろん弾きにくくなる。

弾きやすいほうがいいというなら弦高は低いほどよい。
ヴィブラートのかかりも良いし、スライドもエネルギーを逃がさないで弾ける。
サステインも長くなって歌うギターになるだろう。
でも張りのない音になって迫力はなくなるし、Buzzも起こりやすくなる。
タッチハーモニクスも出やすくなるのでプレイがくっきりしなくなる。

このように何かに偏ってしまうと何かを失ってしまう。
大事なのはバランスだと思う。

さて、僕の場合の指標はこうだ。
・自宅で弾きにくく、ステージで弾きやすい弦高(テンションが高くなった状態での演奏をギターが受け止められるように高めにセッティング)。
・思うようにスラッピングサウンドが作れるように強く弾くとBuzzり、普通に弾くとBuzzらない弦高。
・長く弾いて左手が疲れすぎない弦高。
・左手のタッピングだけで音が立ち上がる弦高。
・左手を離したときにタッチハーモニクスが暴れずに治まる弦高。
・6本の弦全てが同じようなテンション感でコントロールできる弦高。同じ力でベンドして同じくらいの音程ベンディングできるかでチェック。

以上が僕の場合の弦高セッティングの指標にしてる部分である。
季節によってもネックの状態が違うので維持するのは難しいが、そこは大雑把にトラスロッドと反りの調整でなんとか済ませている。
この文章がAcousphere Recordの弟子たちと、ギターと真剣に取り組んでいる素晴らしい音楽家の人の参考になることを願いつつ。

もうすぐ!

完成間近のビーフシチュー!
やさしい味に仕上がりました!

ビーフシチュー。

突然母に夕食登板を任され、慌ててビーフシチューをつくっています。
小麦粉を焦がしてルーをつくりました。

2013/02/10

弟子会。

Acousphere奥沢です。
こよいも営業終了後のAcousphere Cafeに弟子たちがあつまって意見交換会。
今日は僕は参加せずに側でWeb作業をしながら会話をリスニングさせてもらってます。
同世代だけの会話の盛り上がりをほほえましくききながら新しい情報をきかせてもらってます。
耳慣れない単語がでてきて若い人の感性は楽しいですね。
今の会話は「耳コピと目コピ」です。
目コピってはじめてきいた言葉!

2013/02/09

おやつ。

カフェ営業を終えてからスタジオの大掃除。
疲れてお腹が減ったので荻窪ルココで軽食です!
みんなでオムライス!

ここまでできた!

スタイロフォームはうまくはまりました!
次はソネックス!

防音工事!

深夜の防音工事!
スタイロフォームははじめてですが、結構扱いやすい素材でGood!

2013/02/07

意見交換会をずっとしてました。

つい先ほどまで若い人たちと音楽文化の変化、そしてこれからどうあるべきかについて長い時間討論をしてきた。
普段だと僕が師匠という立場から話してしまうことが多いのだが、今日は若手中心に自由闊達な意見が飛び交った。
おかげで新しい側面をたくさん気づかせてもらうことができて、心底勉強になった。

同世代の人と同じ議題で盛り上がっても世代が共有する空気感から逃れることはできないと僕は思う。
その点世代が違う人たちは感じている空気が全く違うので、自分の感性が通用しないことを知ることができる。
今日の発見は「カバーソングに対する憧憬」を若い人はあまりもたないということ。
彼ら曰く、個人のオリジナルでも過去の名作でも特に分け隔てなくフラットな感性でクリティサイズできるということなので、世間でよく言うカバーソングの方が訴求力がある、というのにピンとはこないそうだ。
僕は真逆に考えていたし、そう音楽業界の人からも教わってきたのでかなりの衝撃だった。

もちろんその意見をきいただけで自分のライフスタイルがぐるっと変わるわけではないが、少なくとも時代の微細な変化としてこの事実は受け入れなくてはならないし、いずれくる違った感性の時代にむけて備えてゆかなくてはならないなと考えさせられた。
オリジナル曲とも向かい合う時期がきたのかもしれないな。

そして自分の感性を刷新してくれる若い感性の持ち主たちに感謝。
彼らについてゆけるよう頑張らなくては!

2013/02/05

憧れ。

Acousphere奥沢です。
この週末は映像編集を中心によく働きました。
働くのが大好き、というよりも働いてないと不安になる性分なので、これだけ働くと安堵感がやってきてストレス発散します。
つくづくワーカホリックですが、自分の夢の実現にむけてがんばります。

今日は弟子と一緒に尊敬する日本人アーティストさんのライブ映像をみていました。
日本のロックシーンを牽引した伝説のバンド。
自分が若い頃に熱狂し、ドライブの車中でずっときいていたあの曲。
いま見ても全く色褪せることなく輝き続けているパフォーマンス。
本当に素晴らしくて、久しぶりの熱い感動を胸に感じました。

あれから20年の月日がたち、気がつけば僕も憧れの音楽家の人たちと同じ音楽というフィールドで生きています。
その夢の原動力になってきたのは憧れの人たちに近づきたいという気持ち。
それも大きかったのかもしれないと、ふと感じました。

まだまだ道は遠いと感じますが、だからこそ頑張れます。
まずは自分が輝くこと。
良い音楽をもっとたくさん、もっと高いレベルで発表してゆくこと。
その道の先で、もしかすると憧れの音楽家の方にであえるのかもしれません。
そんな素敵な出会いを信じて、明日も音楽活動を頑張ろうと思います。

2013/02/04

こよいもアコカフェはノマドワーカーで満員。

Acousphere奥沢です!
今宵も営業が終わったAcousphere Cafeに弟子も集まって思い思いにノマドワークをしています。
僕は映像編集にはまっているのですが、ようやく半分くらいのファイルを整理できたのでこのあとはマイペースに楽しむだけとなりました。
旅行で訪れたサンフランシスコの動画にAcousphere Recordの音源をかぶせたBGM動画を作ってるのですが、いい旅の思い出にもなってほんとうに楽しんで作業をしています。
自分が感じたサンフランシスコの空気感や感動をこんな形で残すことができ、発表し、みなさんと共有することができるなんて今は素晴らしい時代ですね。
YouTubeという発明があったおかげで僕らのライフスタイルは受動から能動へと大きく変化しました。
人間の根源にあるモノをつくりたいというクリエイティブな欲求を叶えてくれるYouTubeに素直に感謝です。
今日も体力が尽きるまでにいくつかのBGMファイルを作り、アップロードしたいと思います!
がんばるぞ!

2013/02/02

映像編集没頭中!

Acousphere奥沢です!
この数日は映像編集に没頭していましてブログの更新ができませんでした!
去年、Tuck&Pattiさんの音楽レッスンを受講するためにサンフランシスコを訪れたのですが、
その際に撮影したサンフランシスコの街並みにAcousphere Recordの音源を載せてCafe BGM動画にして公開しました。
Tuck&Pattiさんに連れて行ってもらった場所でCanon 5Dとグライドカムをまわしてウロウロ。
それだけでもこんなに臨場感ある映像がとれるんですよね。
写真や動画をはじめてから旅が本当に楽しくなりました。
これからも一年に一回は行きたい場所を訪ねて動画におさめてまわりたいと思っています。
憧れはベネチア!それからシエナ、アッシジとイタリアですね。
日本ならもう一回沖縄、それから京都の寺社仏閣や日本庭園、天橋立もいってみたい場所ですね。
音楽をやっていたことと、YouTubeのような感動を発表できるプラットフォームがあるおかげで人生は何倍も楽しくなりました。
本当に素晴らしい時代になりましたね。
ありがとうインターネット!

2013/02/01

Acousphere BGM最新作!

久しぶりにYouTubeにBGM動画をアップロードしました。
弟子のギタリスト溝口くんによる作品「Lovin You」にあわせて、
サンフランシスコのケーブルカー、終点の駅からの映像がご覧になれます。
ちょうど一年くらい前にTuck&Pattiさんを訪ねた時に撮影したもので、
まるまる一年お蔵入りしてしまいました。
ようやくBGM動画としてお届けできてこれまた嬉しいです。
ことしはいい感じにやり残してきたことを実行できて積み重なってゆく気がします。
無理のないペースで悔いなくこなしてゆきたいですね。
映像をご覧になりたいかたはYouTubeで「Acousphere」で探してみてくださいね!
リンクは後日紹介します!