2012/01/31
一番高い状態に三脚を立たせてみる。
もなさんとの距離で比べていただきたいのですが、一応補足すると大人の伸長よりだいぶん上のポジションまであげられます。
この三脚だけである程度は人混みなどの上からでも撮影できるということですね。
ギタリストの演奏を撮影する時にはこんなアングルも迫力が出てきたりしますし、また手元や演奏内容がわかりやすくなることもあるんですよね。
なので少々大きめの三脚に僕は満足しています。
良い道具があると思い通りの作品が作れたり、クオリティの高いものが作れるようになったりしてクリエイティブライフが楽しくなりますよね。
これからも最低限ではありますが、自分の作品制作生活に必要な良い機材を探して、そして作品作りに活かしたいと思います。
一番低いポジションで三脚を立てると。
お隣写ってる我が愛犬もなさんの体高と比べていただけるとわかりやすいかと思います。
ちなみにもなさんの犬種はコーギー カーディガンで、体高は30cmくらいですかね。
太って見えますがこれでも太ってない方でなんです。
三脚の開き具合も選べます。
ここをクルっと回すと大きく開くようになって、カメラを低いアングルまで下げる事ができるいうになります。
迫力ある映像を撮るのに低いポジションはとても良いですし、ポジショニングの自由度があがるのは嬉しいですよね。
机に置くとか、車の中にセットするとかいろいろ使えそうです。
ロックの部分。
こちらはロックがふたつついていました。
外す時に使用するロックと、外したあとにスライダを固定してオープンにしておくためのロックのふたつ。
カメラが勝手に外れないようにするための安全装置なのですが、とっさに外したい時にはちょっともたついてしまいますね。
がしかしこういう部分にもこだわりが見えていいですよね。
使う側の自分がこういう部分にも慣れて使いこなせるようならないといけませんね。
ヒンジの圧力コントロールノブ。
これとは別に基本の圧力をコントロールできるツマミが反対側についています。
とてもコントロールしやすくて、望みの角度、水平をすぐに作る事ができ、鎌倉の海を撮影するのにすごく役立ちました。
やっぱり水平線は水平に撮りたいですからね!
粗報の研究。
情報を食物のように考えることを試しているのだが、デザートやケーキなどの嗜好品にあたる情報だけはすぐに発見できた。
それはゴシップだろう。
そういえばことわざにもある。
「人の不幸は蜜の味」
ゴシップにはたくさんの糖質が含まれていて人を魅了し、時に中毒症状さえも引き起こす。
ゴシップ的情報の摂取は健康な情報身体を作る上においては気をつけなくてはならないようだ。
仲間や家族とのメールのやりとりは水分補給のように思う。
一日を通して適度に摂取した方がよいものであるしノンカロリーだ。
それはあまりに当たり前な情報過ぎて重要でないように感じるけれど、実は僕らの身体の60%は水分で出来ている。
それだけ水分というエレメントは人間にとって大事だということだ。
家族や仲間との情報交換や会話はこの水分補給と同じだけの重要さがあると思う。
それ以外にメディアが扱うニュースは雑多な栄養素にあてはめることができると思う。
定義する必要もないので割愛するが、要はバランスよく摂取し、食べ過ぎないようにすればいいという事だ。
ある人には経済ニュースがタンパク質かもしれない。
ある人にはスポーツニュースかもしれない。
その摂取の仕方は味覚の違い程度の些細なことだと思うが、それでも情報身体の組成はそれによって変わってくると思う。
だから結局はバランスよく摂取することだろう。
僕にとっての主食、白米にあたる栄養素は経済ニュースだと思う。
新製品や企業のスタートアップ、新しいビジネスモデルとサービスの開始といった情報の中に世の中の流れはほぼ投影されていると思う。
対して政治ニュースなどは普遍的なものであって実は世相を反映していないと思う。
献金、汚職、利権、スキャンダルとお馴染みのルーティーンコントに付き合う暇はない。
政治では世の中は良くならない。
世の中を良くできるのはSteve Jobsのような理念を持った起業家だと思う。
こうして考えると全ての情報が栄養素を持っている訳ではないという事がわかってきた。
情報によっては毒でしかないものがあるので、それらについては摂取してはならない。
テレビなど情報がプッシュ通知されるメディアにおいては毒である情報が噴霧されてくる恐れもあるので注意が必要だ。
ここまで考察して思うこと。
やはり情報摂取は食生活と同じだという事。
お腹が減った時に食べたいものを適量だけ食べれば良い。
情報がほしいときに、必要な情報だけ探して適量摂取するという事を守り健康な情報身体を形成する。
満腹時にも情報を点滴のように身体に送り込んでくるタイプのメディア、とりわけテレビとラジオとの付き合い方には注意が必要だと思う。
近年はインターネットでもプッシュされるコミュニケーションが多くなってきているので、Twitterタイムライン、RSSフィードにも注意が必要だ。
情報肥満や情報中毒から脱却し、健康な情報身体を手に入れるのはなかなかもって難しい。
でもだからこそ取り組まなくてはならないと思う。
過度な情報摂取で発病し、取り返しがつかなくなってからでは遅いのだ。
粗報のススメ。
iPadから送信
2012/01/30
ヒンジ部分ですね。
これが僕には使いづらかった!
ちょっとした水平を取りたいときにもふたつのネジを緩めて細かく調整しないといけない訳で。
とにかく時間を奪われてわずらわしかったのですよね。
でもマンフロットはその点僕にはピッタリ!
ボール式になってるので、いつでも気軽に緩めて水平をとったりアングルを決めたり簡単で早い!
ただし緩めすぎると自重でカメラがガタン!となりますのでその辺は注意がいりますね。
まあそうならないようにもうひとつのネジで摩擦力を上げることもできるようになってるので心配しなくても良いかもしれませんが。
良くできてるな!
マンフロット雲台。
カメラの裏にアタッチメントを取り付けておくタイプなので、いざという時やバッテリー交換時はすぐに外せていいですね!
ネジを回す部分の指で持つ部分も大きくできていて回しやすいです。
ほんの少しの心遣いですが、そのへんのデザインひとつで使いやすさや機動力が変わりますよね。
とっても考えられてるなと感心!
三脚、大地に立つ!
この製品を選んだひとつ目の理由は軽さ。
確か1.7から1.8kgくらいだったと思います。
ヨドバシカメラの在庫をぐるっと眺めた中では最軽量の三脚の部類に入る軽さでした。
カーボンでできてる三脚はかっこ良くて軽くて憧れですけどね。
僕の買ったマンフロットはアルミで出来ているようです。
吉祥寺ヨドバシで買いました。
ケースはこのようなおしゃれなデザインでしたよ。
とってもイタリアンテイストあふれるパッケージですが、マンフロットはイタリアの会社なんですかね。
箱からしてワクワクさせてもらえるのは嬉しいですね。
マンフロット三脚レビュー!
先日うちのレコードレーベル所属アーティストのプロモーションビデオを鎌倉で撮影しました!
深夜に車を走らせて夜明けの海を背景に演奏してる動画と美しい海を録画しようと盛り上がり、2:00に荻窪を出発して鎌倉は由比ヶ浜へ。
短いマジックアワーの中で機動力を活かした動画をいっぱい撮りたいと考え三脚を新調しました!
今回僕の選んだのはマンフロットというメーカーの三脚。
結果からいうと使いやすくて大満足の良い三脚でした!
なのでおすすめレビューを書いておこうと思います!
Jaco Pastorius的親指配置。
普段演奏者のビデオをみていてもなかなか見えてこない親指の位置。
これにも大きな秘密が隠されている。
通常は親指をネックの後ろの中心部に回しそのまま物を握るように押さえていることが多い。
それは基本形としてはお手本になる良い握り方だと思う。
コードフォームの移行もスムーズだし自由にポジショニングしやすい。
親指をネックに引っ掛けるスタイルに比べたら断然良いと思う。
でも難点もある。
握力が必要になるということだ。
しっかり握ってあげないと弦をホールドできないし、持続力が出ない。
持続力をキープするためにJacoがやっていた親指のポジショニングは写真のようなものだ。
親指でネックを指圧するように握り人差し指や中指達と力点をずらす。
これによりテコの原理を使うことができて、その分握力に頼らなくても長い時間フォームを維持できる。
メロディを弾いてもしっかり弦をホールドできることで出音がクリアで太く響いてくる。
全てのプレイにおいて良い効果が得られると思う。
Wesと同じく、Jacoもまた素晴らしいテクニックと考え方を身につけていた。
イノベーションを起こした人物は常に僕らの想像よりも巨大であると思う。
だからその人物から学ぶことを怠ってはいけない。
ギターを持つ際の角度考察。
多分、なんとなくこの持ち方になってしまうのだと思う。
僕も長年そういう持ち方をしていたが今はデメリットが多いように思い、矯正をしている最中。
デメリットは以下に箇条書きにしておく。
・人差し指から小指まで弦に対して垂直にならず、指の腹で押さえる癖がつく。これによりサスティンが失われ音色のクリアさもなくなる。
・ネックと手の触れる部分が多く摩擦が増大する。これにより自由にフレットを移動できなくなりインポジション内でのフレージングに陥りやすい。
・前項と同じ理由でコードフォームの移行がスムーズにならない。
ちなみにメリットもあるのでそちらも挙げておくが、メリットあるタイミングの時にだけ親指を引っ掛ければよいので基本のポジショニングにはやはり向かない。
・ベンドがやりやすい。
・6弦側から親指でベース音をホールドできる。
さて、これらの事を踏まえた上で僕が一番よい形でネックにふれているのではないかなと思うのがWes Montgomeryのスタイルだ。
ギターのボディを自分の身体から離してフィンガーボードを傾がせて見やすくする。
親指ではなく人差し指側がフィンガーボードにぶら下がっている雰囲気で、握力を使わずとも腕の重みでコードフォームなどがホールドできる。
指も弦に対して垂直に当てやすい。
今のメインストリームのギターの扱いとは逆だけれど、やっぱりWesはすごい。
こんな部分にもギターを自然で上手に弾くためのコンセプトが隠されている。
Wesではじまったジャズギターの歴史は、Wesで完成し、Wesで最終形に到達していたのではないかとさえ思う。
ギターを研究すれば研究するほどWesへの畏敬の念は大きくなってゆく。
2012/01/28
レコーディング時のミュートの必要性。
やはりレコーディングをしている最中にだけでもギターの開放弦のミュートはやっておかなくてはいけないかもしれない。
ハイファイなレコーディング環境においては右手で余分な弦をミュートしてもどうしても開放弦から立ち上がってくる倍音が消せない。
これは仕組みで消音する以外にないと思う。
なのでギターに消音が必要になった時にすぐに消音できるためのグッズなどをギターの側に準備しておかなくてはいけないなと今日は思った。
ベルクロか、フェルトか、どんな素材をどう巻きつけるべきか、一番効率よく消音できる仕組みを明日考えてみよう。
そういえばNS Stickにはワンタッチで開放弦のミュートを行える機構がついているんだよね。
ギターにもデフォルトでそういう機構をマウントしてもいいのかもしれないねえ。
アレンジメント備忘録。
Walking Bass Rhythmsの伴奏アレンジをしているとついついベースラインの再現にこだわってしまうあまりにギターとしてのアプローチ部分が弱くなってしまいがち。
ギターのコンピング部分とのバランス感覚がとっても大事なので偏らないようにアレンジを進めなくては。
バランスをとるためにも常に自分の前にあるコードに対して、
(1) Comping
(2) Rhythm Guitar Approach
(3) Walking Bass Lines
(4) Riff
(5) Obligato
という全ての観点から考察し、それらを融合するべくアレンジメントを考えてゆかないといけない。
今日はWalking Bassに偏重してしまった。
CompingやRhythm Guitarを前面に出す時はあえてWalking Bass Lineは止める事も重要だ。
同時進行できる場合でもあえてやめることでアレンジメントのどの部分を強調してるのか表現でき、リスナーにコンセプトが届くようにある。
これも同じくベースライン偏重の時におこりやすい現象だ。
やはり久しぶりのアレンジメントコンセプトに戻る時は以前の考えを記した記事に目を通して、忘れてしまっている大事な事を思い出してから取り組むべきですね。
ぼくも随分忘れているな。反省、反省。
ひさしぶりのアレンジ。
ということで久しぶりにレコーディングを念頭にアレンジメントをのんびりやってます。
楽曲はLullaby of Birdland。
普通にジャズのグルーヴでジャジーなアレンジメントにしようと思います。
これまでも何回かアプローチしてるんですが、その都度クオリティの高いものを目指しすぎることで挫折してるこの楽曲。
今回はとにかくどういったクオリティであっても最後まで完遂してみようと思います。
とにかく身の丈にあったことを。
今できることをやる。
そうでなくては今、この瞬間の自分を残すことができないんですよね。
クオリティよりも大事なこともあるはず。
2012/01/26
ウォーキングベース伴奏を学ぶきっかけ。
1995年に僕がバークリー音楽院に留学したとき、僕の周りには同い年でもすごくジャズのアドリブやメロディ演奏が上手な人がたくさんいました。
僕はもともとフォークやニューエイジのソロギタースタイルで演奏していたので当時はジャズギタリストについてゆけず気後れしてしまいましたが、そのおかげで「自分らしいやりかたでジャズをできるようになるにはどうしたらいいのか?」という事を強く考えるようになりました。
そんな中、僕はアドリブやメロディプレイではなく、ジャズのグルーヴを伴奏で再現するスタイルが自分らしいのではないかと思うようになったのです。
2012/01/24
本日はここまで!
トラフィックが少ない深夜にもかかわらず一時間以上かかってしまいました。
ということで今日はiBooks Authorを勉強するところまで到達できませんでしたが、また明日時間をみながらトライしたいと思います!
残念!
インストールしたものの!
が、しかしOSが最新版ではなかったので立ち上がりませんでした!
僕のMacはLionだったのでそれだけで安心していましたが、マイナーアップデートされてたんですねえ。
新しいソフトを使う時はちゃんとOS最新にしてからやらないといかんです。
こんな基本中の基本を忘れておりました。
Mac上級者への道は遠いなあ。
ということでOSのアップデート中。
写真は中華徳大のチャーハン!
この時間になるとお腹減るんですよねえ。
もうすぐ!
わくわくしますね!
今日のところは遊びつつ学んでみようと思います。
どんなひな形があるのか、どんな機能があるのか、そしてiPadで見るとどんな風に写るのかなどまずは実験ですね!
インストール!
これで僕が夢に描いていた自分のギターメソッドの出版ができるかもしれない、いや絶対にできるんですよね!
その第一歩がここに!
本当にうれしいです!
ユーザーレビューもすごく好評で、いろんな使い道がありそうですね。
本の出版というとハードルが高く感じてしまいますが、僕は背伸びしないでアマチュアっぽいテキストブックを作ってみようと思います!
初心者なもので!
2012/01/23
Guitar Tips ! ビブラートのコツを紹介しておきます!
本日も弟子、そして相棒清水くんと一緒にAcousphere Studioにて音楽研究に集中する一日でした。
仲間がいると切磋琢磨しあって才能がみるみる伸びてゆくのを毎日感じます。
それは弟子だけでなく自分自身も。
だから人生において仲間や環境はとっても大事なんだなとあらためて痛感しますね。
今年も新しい音楽の才能ある、本気で音楽ととりくんでいる素晴らしい仲間と出会って、このコミュニティを大きく育ててゆきたいと思います!
いつでも音楽仲間を募集してるので参加したい人はぜひコンタクトくださいね!
さて、今日も一日が終わる前にGuitar Tipsを紹介したいと思います!
本日はビブラートのコツについて。
ギターでのビブラートには代表的なふたつのやり方があります。
ひとつはバイオリンビブラートとギタリストが呼んでいるもの。
これは弦を押さえた指を弦にそってこするようにビブラートする方法です。
ビブラートの音程は大きく変わりませんが可愛らしいビブラートがかかって、音が伸びて聞こえます。
もうひとつがベンディングビブラート、もしくはチョーキングビブラートです。
これはギターで使われる音程を大きく変化させるテクニック「ベンド」をやる要領でビブラートをかける方法で、弦をフレットにこするようにして大きく音程を変化させます。
いかにもソウルフルでロッキンな音色がしてチョイ悪な雰囲気を醸し出します。
さてこのベンディングビブラートの時にコツがあります。
それは指を寝かして弦をホールドし、肩こりのツボをもみほぐすような動きでビブラートするという事。
しっかりした音が持続し、良いイントネーションでビブラートがかかります。
これに対してインポジションの形のままの角度で弦をホールドし、ネックを揺さぶるようにして同じビブラートをかけようとすると弦がしっかり押さえられず逃げようとし、その上弦振動のエネルギーも逃げ出してしまい良いビブラートになりません。
写真なしで文章だけで説明するのは至難の技ですねえ。
これだけ書いたけど、ちょっと想像できないかもしれませんが、もう写真撮る体力もないので勘弁していただくとして、ぜひこの感覚でのビブラートを試してみてください!
もしちゃんと知りたいという人がいましたら、Acousphere Guitar School講師の八田くんのレッスンをどうぞ!
先日僕からガッツリ伝授しておきましたので!
あとは頼むぞ八田くん!
2012/01/21
情報交換会。
初日の今日は仕事が終わってから弟子の麻生くんも参加して情報交換会のためにスタバへ。
一番の話題はiBooks Authorでしたねやっぱり。
みんなギタリストであると共に、ギターレッスンのプロという教育者の側面も持っているので、やっぱり自分自身の電子書籍をパブリッシングできるということは憧れなんですよね。
それそれに考えやこのアプリをつかっての夢の実現について意見交換し、とっても希望に満ち溢れた会話になりました。
夢見ることができる瞬間っていうのは素晴らしいですね。
あたらしいテクノロジーは人々に夢を与えてくれるんですよね。
そしてそこから世の中は大きく変わってゆく。
世界を変える力を持ってるのはこういうったイノベーション企業であって、政治家ではないんですよね。
これからも素晴らしいイノベーションがたくさんの企業から生まれ出てくることを楽しみにしたいと思います!
2012/01/20
iBooks Authorで叶う僕の夢!
教育にまつわるサービスの発表ということだったのでiBooksやiTunes U、もしくはPodCastに関することかなあなんて思っていたのですが、まさかiBooks Authorというアプリのことだったとは!
僕の中では教育機関や大手出版社などを対象とした新しいサービスかなあと予想していたので、自分の人生には関係ないかもと思っていました。
でもこのiBooks Authorは誰でも簡単に教科書が電子出版できるアプリ!
ということは僕にだって教科書が作れるってことですよね!
ほんとうに素直に嬉しいです!
だって自分のギターメソッドを本にすることは長年の夢だったのです!
本を出版するというのはこれまでとても敷居の高いものでした。
自費出版するためには莫大な資本金が必要でしたし、出版社に認められての出版も狭き門でありました。
よしんば出版社に認められたとしても装丁や校正などが必要で、様々な才能が集まらないと美しい本は完成しない訳で。
それゆえに個人レベルではどうにもならない世界だったように思います。
でもiBooks Authorを使えば美しいテンプレートやスペルチェックなど利用できて、誰でもプロフェッショナル作品に近い本を電子出版できるんですよね。
なんという発明!
今夜のこの発表で僕の一年の目標は大きく転換しました!
このツールを利用して自分がここまで研究し蓄積してきた情報を美しい形で残しておきたい。
またひとつアップルによって、僕は夢を叶えることができそうです。
これだけの環境を整えてもらったのですから、今度はそれに応えてゆかなくてはいけないですよね!
ありがとうアップル!
ありがとうスティーブ ジョブズ!
制作環境改善のための考察。
どうしても雑務に押し流されて気がつけば一日が終了してるんですよね。
うーん、これは良くない状況なので改善せねば。
というわけで自分の生活を考察してみよう。
まず雑務が多くなってしまう要因、それは持ち物が多すぎるから。
それらの保守点検などが定期的に、継続的に押し寄せてくる。
どどんと処分して身軽にしないといけないってことですね。
そういえばJobsもミニマリストでしたね。
僕はそれには遠く及ばないなあ。
ということで以下が課題。
・余分な機材の処分。スピーカー、ギター、ベースなど。
・古いピックアップなどジャンク品処分。
・庭木の手入れの頻度を下げる。
・スタジオ掃除は弟子にも手伝ってもらう。
・探さなくてもモノにアクセスできるよう整理。
次に必要なのは集中できる環境ですね。
大人数で働いている現場にいると他の人の仕事も気になってしまい、その都度自分の思考が中断してしまうのですよね。
そうなるとまた集中できる状態に戻るまで結構な時間がかかる訳で。
だから一部屋に長く缶詰状態でいられる環境が必要なのかもしれません。
そのためのアイデアは以下。
・いろんな要素を仕事場に用意する。
・音楽勉強&制作コーナーとリフレッシュコーナーの設置。
・もしくは制作コーナーと応接コーナー。(僕の生活に合ってるのはこっちか?)
・必要な道具(シールド、マイク)や資料、五線譜など集めておく。
・iPhoneやiPadを持ち込まず外界と遮断する。
そういえば自分のリフレッシュ方法って珈琲をいれることくらいしかないんだよなあ。
その瞬間にガードが下がって集中が途切れてしまうんだよね。
キッチンにいくとどうしても人と出会ってしまうし。
だから何かに影響されないようにリフレッシュしないといけない訳ですね。
部屋にこもったまま一人でできるリフレッシュってなんだろう?うーん。わからん。
ならば外に飛び出してサイクリングとかがいいのかな?
この辺は今後の課題ですね。
きっと強い意志をもって生活をすることができればこの程度の問題は解決できるのかもしれないですね。
でも僕はそれはソリューションではないんじゃないかと思ってます。
本当の解決策はそういう問題に直面しないような環境を作ること。
そうすれば気持ちでコントロールしなくても自然とできるようになる訳です。
いままでもその方法論の方がうまくいってきましたし、今回もそうやってクリアしたいな。
さっそく明日から取り組もうと思います。
より良い制作環境を目指して!
2012/01/19
僕なりのInformation Diet方法論。
現代人は情報摂取量が多過ぎて情報肥満を起こしている。
そこから脱却して健康な情報身体を作ろうっていうコンセプトだと思うが本を読んでないのでハッキリとはわからない。
でもまあそういうことだろう。
Amazonでは人気で売り切れていて入手困難の模様。
ならば自分なりに必要な情報と不必要な情報について考察してみようと。
自分にとって必要な情報ってなんだろうって考えると意外に少ない。
だから不必要な情報と思われるものをカウントするよりも、自分が必要と思っているものを数え、更に精査して少なく効率良くするのが仕事。
一般的なニュースはそのほとんどが不必要だが時代の流れを把握するための最低限の情報は必要だ。
それを元に考え、語らい予見することで人生を良い方向へ導くことができると考える。
そのために摂取しなくてはならない情報はビジネスニュースだろう。
新製品、スタートアップ企業とそのビジネスモデル、株価の推移。
このくらいの情報で自分にとっては十分だと思う。
これらの情報摂取にはGoogle Reader、iGoogle、Flipboardが良いツールだと思う。
あと僕に必要な情報は仲間たちが発信する情報だ。
会って同じ時を過ごすにもその前にお互いの情報共有を行っておけば話は早い。
その分その議題の先を語らい合いThinkTankすることができる。
MixiやFacebookなどSNSが個人をつなぐ最強のツールだと思うがどうも馴染めない僕にはSNSはTwitterくらいがちょうど良い。
でも情報の過剰摂取にならないようにフォローの機能はオフにしている。
この辺がSNSは難しいなと感じる部分だけど、弟子たち若い人達は使いこなしているな。
若いと情報摂取の新陳代謝も早いみたいで羨ましい。
幸い弟子たちはみんなブロガーなのでGoogle ReaderでRSS登録してFlipboardで情報共有している。
即時性は低いけれど推敲された言葉に出会えるので手紙をやりとりしてるようで気持ちが良い。
ブログさえも少し古風に見えてしまうほど今の情報共有の変化は早いということかもしれない。
それ意外に必要と思う情報はその都度インターネットで検索すれば良い。
地図、買い物、知識、天候、災害などはチェックすべきサイトをあらかじめ登録しておくだけで良いだろう。
普段はアクセスするべきではないし、プッシュさせない方がこういう場所は良いと思う。
どんな情報でもやってこられてしまえばこちらは受け取るしかなくて、そうなればそれまでの思考や活動を阻害する。
そういう意味ではインターネットデバイスやiPhoneなどの常に外部に向けてオープンなデバイスの取り扱いも注意がいる。
寝室やレコーディング中のスタジオには持ち込まないようにしなくては集中の邪魔になる。
この辺からは生活態度の改善ということなのかもしれないけれど。
さあ、いくらか自分らしいInformation Dietの方法が見つかったと思う。
明日から実行に移そう。
今日の備忘録。レコーディングで気づいたこと。
今日こそはレコーディングをしようと意気込んで始めた一日だったけど思うようには進まなかった。
でもそのおかげで取り組むべき課題を再認識したので有意義な一日がだったと思う。
気がついたことを備忘録として書き記しておこう。
いま取り組んでいるのはBlack and Whiteのソロギター。
もう一年近くレパートリーとして演奏してる曲なので録音に対する不安はない。
でもライブ活動が極端に少なくなっている今、自分のフィジカル面での勘が戻らない。
たくさん練習すれば戻ってくるものではあるけれど、やっぱりコンスタントにライブでの活動もしていないと錆び付いてしまう部分もあるのかもしれない。
テンポ設定の難しさも再認識した。
125bpmからはじめて130bpmまで試したがしっくりいくのは127bpmだけ。
それより早いと演奏全体が急かされている感じになる。
それより遅いと音を置きにいってる感じになって演奏が安全志向に聞こえる。
1bpmも譲れない状態。
これは伴奏のギターだけでグルーヴを成立させようという意識で挑んでいる時にしかわからない現象だろう。
ギターの弦高も問題のようだった。
僕のメインギターはライブでも使うので弦高を高めにセッティングしてる。
アドレナリンが出てきた時の強めのエネルギーもギターで受け止めるためだ。
でもレコーディング時においてはそのような肉体的な現象は生まれないのでいくぶんギターを弾きあぐねてしまう。
やはりレコーディングに適したセッティングのギターが必要かもしれない。
もっと弦高を低く設定したFully Under Controlなギター。
そして寒さ。
冬場は指先が基本的に動かない。
ほんの少し外に出ただけですぐに体のパフォーマンスが落ちてしまう。
テクニカルな楽曲に最高のパフォーマンスで挑むには季節も大事になってくるのかもしれない。
冬場はもっと作曲や勉強などに時間を使うべきなのかもしれない。
明日からしばらくは再度トライしてみようと思うが、柔軟に考えて活動しようと思う。
2012/01/17
新しい音楽を模索するための道
そしてその度に原因はインターネットでのダウンロードビジネスの台頭や、ファイル交換ソフト利用の増加とアナライズされてきたが果たしてそうであろうか?
確かにそれは大きな要因だと思うがその部分だけクローズアップされることで音楽それ自体の魅力が低下しているという問題について見過ごされていると思う。
そう、音楽の進化はこの何年間もまったく止まってしまっている。
ビートルズやジャズがそうであったように今一度音楽には根本的なイノベーションが必要なのではないだろうか。
新しい音楽はクロスオーバーすることで生まれると思う。
過去のイノベーティブな音楽もそうやって生まれてきた。
アフリカのリズムとコードのクロスオーバーによってブルースが生まれ、祈りの言葉とクロスしてゴスペルが生まれた。
カントリーとブルースがクロスしてロックンロールになり、ジャズの響きとラテンのリズムのクロスからボサノヴァが誕生した。
だからイノベーティブな音楽を見つける手段はクロスオーバーしかないと思う。
ここ何年も音楽はテクノロジーとクロスオーバーしてきた。
電子ドラムとクロスした80年代の洋楽シーン、コンピューターによる速いドラミングとクロスしたジャングルと新しい音楽は誕生した。
当時はそれでもイノベーティブであったと思うがコンピューターの先進性が失われ一般化した今においてテクノロジーによる音楽のイノベーションは起こり得ないと思う。
コンピューターはすでに成熟し活発な新陳代謝の時代は終わっている。
このような時代背景においてミュージシャンは何年間も音楽それ自体と取り組んでこなかった。
そのかわり最新のテクノロジーに取り組み、そこにのみ活路を見出そうとしてきた。
新しいコード進行やメロディ、コンピューターには再現できない揺らぐグルーヴなどの研究開発など本来の"音楽"家としての仕事を放棄してきた。
これは自分も含めた音楽家たちの怠慢であると自戒する。
その結果が現在の音楽文化の停滞を招き、音楽文化の地盤沈下につながっている。
マーケットはそれを正直に写し出す鏡でしかない。
テクノロジーがなかった時代にビートルズは新しい音楽を見事に作り上げた。
そこにあった道具はそれまでのミュージシャンが使っていたものと全く変わらない普通のドラムに普通のベース、ギター、そして歌声だった。
しかし彼らの音楽にはインド音楽から影響を受けたと思われる新しいコード進行があふれていた。
西洋のアイオニアンスケールで描かれる音楽に突然挿入されるインドのミクソリディアン音階。
bVIImaj7thという見たことのないコードによるModal Interchange。
そう、ビートルズはテクノロジーなどに依存せずともイノベーションを成し遂げた。
テクノロジーによる音楽イノベーションが行き詰まった今、音楽家がもう一度ビートルズのようにコードやメロディと取り組むことができればイノベーティブな音楽と出会えるかもしれない。
その時音楽はふたたび魅力的なものになれるかもしれない。
そう信じて、今日もギターを手に音楽理論と向き合おうと思う。
レコーディングのTips紹介!
今日はレコーディングにおけるTipsをひとつ紹介したいと思います!
お題は「ドラムをどのくらいの音量でミックスするか?」にしましょう。
まず大事にしたいのは、その音源においてどの楽器が一番大事で、聞く人に聞いてもらいたいものかということの判断ですね。
例えば伴奏のギターがとても素敵で聞いてもらいたいなら、そのギターを聞く耳を阻害しないようにミックスしなくてはならないのでドラムは小さく、最低限リズムがどこにあるのかが伝わるようにミックスします。
がしかし、ギター伴奏が少しゆらいでいたりすれば、それの頼りなさを補うためにドラムを少し大きくミックスしたりもします。
更に、メインのギターやボーカルがずいぶんと頼りない雰囲気だった場合は、リスナーの耳をリズムに惹きつけてクオリティを高く思わせるために一番大きな音でミックスします。
このようにミックスひとつで楽曲の雰囲気からクオリティまでコントロールできるんですね。
でもできればコントロールのためのミックスにならないように、すべてのトラックが最高の状態で完成してるのが一番。
そうなれるためには毎日の練習と実力を養うことが大事ですよね。
それでは!
2012/01/16
Cafe BGM動画をYouTubeにアップしました!
Acousphereの自主制作レーベルとして始動したAcousphere Recordも立ち上げからはや1年半!
その間になんと21曲ものリリースをいたしました!
自分たちの音源だけでなく弟子達の音源もみなさんに届けられるようになって楽しい毎日。
弟子達も自分の作品が世の中に出て行き広がってゆくこと、そしてずっと残ってゆくことをすごく喜んでます。
これからもマイペースでリリースしてゆきますのでダウンロードしてきいてくださいね!
さて、そんなAcousphere Recordの所属アーティスト「Jigu」の楽曲をBGMにしたCafe BGM動画を制作しました!
動画を録画したのは夏の早朝の忍野八海で、Aerialの池田君と一緒に撮影にでかけました。
朝もやがとてもいい感じにかかっていて幻想的な映像になりました。
こういう時間は20分くらいしか続かないんですよね。
撮影してる時は本当に天国にいるような気分でした。
Aerialジャケットの裏話
こちらの写真は去年、沖縄まで旅行に出かけた時撮影したものです。
移動する車窓から風景を動画でとっていたのですが、駐車していた車に映った沖縄の空がすばらしくてジャケットに採用。
今回の楽曲の疾走感にあいまってすごくいいジャケットになったと思ってます。
しかし、音源もホームレコーディングで出来上がってしまうし、ジャケットの編集もフォトショップで簡単に綺麗に出来上がる。
今はクリエイターにとってこの上なく良い環境ができあがってるんですね。
インターネットは素晴らしいな。
これからも新しいミュージシャンを育成し、紹介してゆきたいと思います。
もちろん自分の音楽にも真剣に取り組んでゆきます!
2012/01/15
とりあえずWesのフレーズあげておきます
とりあえずタブ譜におこしておきました。
説明はまた後日にしますが、とにかく徹底してアルペジオ。
しかも無駄がないのですね。
これは予め組んでるんだろうなあっていう精密さ。
しかもプレイに迷いがないんだなあ。
バド パウエルなんかのアプローチとは違う考え方なんですね。
アドリブの考え方も十人十色なんだなあ。
2012/01/14
チャーハン!
忙しくなると外食が増えてしまいますが、健康のことも考えると信頼できるお店にいきたくなります。
荻窪にはたくさんの美味しくて正直なご飯をつくってくれる場所がたくさんあって幸せです。
こちらのチャーハンは中華徳大!
うまい!
2012/01/13
2012/01/12
今日のギターレッスンまとめ、その2
これがギタリストにとってのインバージョンコードフォームたちですね。
「ブロックコード」という考え方になります。
偉大なるJoe Pass先生はこのブロックコードの達人でしたね!
Joe Passの演奏にはこれらのコードフォームが時折出てきますね。
特にDominant7thコードのときはてきめんに出てきますよ!
今日のギターレッスンまとめ
ギタリストが通常使うコードは一番したの音が必ずルートになっていますが、必ずしもそうでなくてはならないというルールはありません。
大事なのは指示された和音を正しく構成して弾く事ですよね。
そうなるとインバージョンはとても良い考え方になります。
図はジャズのホーンアレンジングの時のインバージョンの作り方の例ですね。
2012/01/11
Wes Montgomaryのフレーズシェイプ分析
今日はジャズギターの巨人、Wes Montgomeryのアドリブフレーズをコピーして分析していました。
コード進行に沿って分析すると真実が見えないことも多く、かえって混乱してしまいますので、僕はアルペジオと強調されているノートを中心に分析しています。
そうすることで楽曲のコード進行とは関わりなく演奏者が独自のコード進行をイメージしているのがわかります。
それでは譜面の内容を説明してゆきます。
楽曲はWesの愛奏曲Full House。
コード進行はFm7とB7がでてきます。
楽曲はFのマイナーキーで作られているのでFm7はIm7の扱いになりますが、WesはこれにB7を加えることでFm7をIIm7、B7をV7と解釈しています。
なのでフレーズにはMajor6thの音が出てきてDorian Modeを意識しているのがわかります。
このフレーズをWesは一気に弾きあげるので迫力があるのですが、良く聞くとふたつのフレーズの組み合わせになってることに気がつきます。
なので譜面上で前半と後半部分に分割してカッコで表示しておきました。
前半のフレーズはシンプル。
Fm7のアルペジオにPassing Noteとしてスケール音を経由して最後に9thに解決するという王道のジャズフレーズシェイプ。
他の楽曲でもアドリブ冒頭などでWesはこのシェイプを良く弾いていますね。
「1 - 2 - b3 - 4 - 5 - b7 - 9」
後半のフレーズ、実はFm7とは関わりのないコードのアルペジオになっています。
それはEbmaj7のコード。
ここでの分析ではImaj7のコードにあたります。
分析すると以下のようになります。
「7 - 1 - 3 - 5 - 7」
そして最後のノートはGの音になるのですが、Ebmaj7でアナライズすると5thの音になりますが、同時にFm7のコードに対してアナライズすると9thの音になります。
Fm7中心で考えるとWesは2回とも連続で9thの音に対して解決しているという事になりますね。
9thへ解決するフレージングに対するこだわり、もしくはその音を選んでしまう感性が備わっていたのでしょうね。
9thというノートは和音のコードを弾くときにもジャズらしさを決定づける大事なテンションノートになりますが、フレージングにおいても同じように9thを強調することがジャズらしさを生み出すという良い例ですね。
またWesにジャズらしさとは何かを教わった気がします。
ベース弦交換完成!
1年に一回くらいしかしない作業ですが、キレイにしてあげると弾きやすくなりますし、楽器も喜んでるみたいな気分になりますよね。
ミュージシャンにとって楽器は自分をサポートしてくれる大切な相棒ですから、ちゃんと愛情かけて接してあげたいですよね。
そうすればその気持ちが自分に帰ってきて良い演奏をもたらしてくれると思います!
ベース弦交換
この作業に失敗すると新品の弦が巻けなくなってしまうので要注意!
僕も何回か短く切り過ぎてダメにしたことがあります。
そのときの敗北感はかなりのものがありますね。
なので気をつけてくださいね!